慰礼城(ウイレソン)場内で戦闘中、タムドク王がアシン王に向けて射た矢の盾になるトヨン
公開土太王 vol36 第72話
慰礼城(ウイレソン)に現れた高句麗軍を前にして
アシン王:黄金の鎧を着た者が3人とは、我がすっかり騙された
プヨホン:慰礼城(ウイレソン)に戻るには半日かかります
慰礼城(ウイレソン)を守れる兵が残っておりません
タムドク王:進撃せよ(チンギョクカナ)。全軍、攻撃せよ(コンコギョクカナ)
火攻めでいこう
高句麗軍の攻め方をみて、
プヨホン:兵が10倍以上違います。
アシン王:ここで負ければ百済が滅びる
戦の最中に、アシン王に矢を放ったタムドク王。
近くに居たトヨンが身を盾にして、アシン王をかばうのであった。
タムドク王の放った矢はトヨンの胸を貫く。
民のために戦はやめてください。と頼むトヨンの言葉に
タムドク王とアシン王は、戦をやめるのであった。
アシン王:高句麗の王に、百済のアシンが敗北を認め降伏いたします。
アシンは永遠に高句麗王に奴客(臣下)になります
タムドク王は降伏してきた百済に対して
今日この席は、戦勝国と敗戦国を分ける席ではない
高句麗と百済がこの地の未来のために戦をやめて心を合わせ
共に歩む道の第一歩を踏み出す席だ
アシンよ余の夢はあの広い大陸に高句麗と百済の三足烏(サンソクウ)の旗が
共に翻(ひるがえ)ることだ
同じ血を分け合った同族として偉大な先祖の血が沸き返る
あの広い大陸に向かって余と共に走っていこうではないか
アシン王:臣下アシン身命を尽くして王様の意に従って参ります
---
公開土太王碑には西暦396年
公開土太王は百済の首都を制圧し、城を包囲すると百済が降伏(コウフク)
千人の民と千匹の布を献上し奴客(臣下)になることを誓ったと記録されている
他国に支配されたことのない百済を征服した公開土太王は百済を許し
プヨホンと10人の大臣を連れて国内城(クンネソン)を凱旋した
こうして公開土太王は中原の攻略に集中できる土台を作った
(石碑に刻まれている)
---
モドヨン将軍
国内城(クンネソン)に凱旋したタムドク王:
今回の百済との戦で後燕(フウヨン)は沈黙していた。
腹の中が見えぬ
ハムジ軍師:そこで私が後燕に行こうと思います。
少し前、タムジュ王女様が出産されました。
お祝いを兼ねて後燕を訪れたいと思います。
後燕の情勢を知るにはよい機会です。
それから、とても気になる部分もあります。
慕容宝(ボヨウホウ)皇太子と慕容熙(ボヨウキ)皇子の権力争いのことか
かれらの対立は予想のとうりだ
後燕で内紛が起こったら王様の大業も早く実現できます
タムドク王:ソルチ副将と行け
ハムジ軍師:それと、碑麗(ピリュ)に信頼できる将軍を送り監督させねばなりませぬ
碑麗(ピリュ)を完全に占領したとして、いつ勢力を取り戻して反乱を起こすか
チョンミョン(ハムジ軍師の部下)
ハムジ軍師(タムジュ太子妃に):後燕の動きを探りにきました。
慕容熙(ボヨウキ)皇子とコウン様の接触も増えているとか
ハムジ軍師:慕容宝(ボヨウホウ)皇太子とハムジ軍師と二人で話がしたい
慕容垂(ボヨウスイ)陛下のご容体がよくないとききました。
慕容宝:高句麗と何の関係があるというのだ
ハムジ軍師:皇帝陛下が亡くなれば殿下が即位されるはずですが
慕容熙(ボヨウキ)皇子の勢力が強まるのではと不安で
慕容熙(ボヨウキ)皇子の手に掛かり万一のことがあれば
高句麗の王女様に影響を及ぼさぬか案じています。
ただ、申しにくいのですが、外からの見方はそのようです。
慕容宝:皇太子妃に危険な目に遭わせることはないと。
慕容熙(ボヨウキ)に呼ばれたハムジ軍師
慕容熙(ボヨウキ):私が聞いてはいけない話でも?
いずれ皇帝の座に就かれますから(慕容宝は)
ハムジ軍師は慕容熙(ボヨウキ)に対して:
一言申しますと
慕容熙(ボヨウキ)皇子様もご存じのとおり皇太子殿下は、高句麗王の捕虜になるほど
弱い方である故、皇帝になられても高句麗が脅威を覚える相手でしょうか
ご自身の安危を心配するのが先です
ご兄弟に激しい競争心がおありだそうですが、
慕容宝皇太子が皇帝になれば、皇子様を放ってはおきません
国内城(クンネソン)のタムドク王:
慕容熙が謀反を起こせば、我らタムジュの息子を守る名目で後燕を討つ
慕容熙(ボヨウキ):力があって能力のある者が皇帝になるのに?
後燕の将来に必要なのは、兄ではなく私、慕容熙(ボヨンキ)なのだ
慕容熙(ボヨンキ)皇子が誕生日の宴に皇太子殿下を招待しました。
今日は兄上のために高級酒を用意したのです。
誕生日の祝いの話を聞いた慕容垂(ボヨウスイ)陛下が慕容熙(ボヨウキ)のところに
祝いに行く。
そして、
慕容宝に用意した高級酒を、先に慕容垂(ボヨウスイ)陛下が所望するのであった。
父親の所望するを断れない慕容熙(ボヨウキ)は、高級酒を杯につぐのであった。
公開土太王 vol36 第72話
慰礼城(ウイレソン)に現れた高句麗軍を前にして
アシン王:黄金の鎧を着た者が3人とは、我がすっかり騙された
プヨホン:慰礼城(ウイレソン)に戻るには半日かかります
慰礼城(ウイレソン)を守れる兵が残っておりません
タムドク王:進撃せよ(チンギョクカナ)。全軍、攻撃せよ(コンコギョクカナ)
火攻めでいこう
高句麗軍の攻め方をみて、
プヨホン:兵が10倍以上違います。
アシン王:ここで負ければ百済が滅びる
戦の最中に、アシン王に矢を放ったタムドク王。
近くに居たトヨンが身を盾にして、アシン王をかばうのであった。
タムドク王の放った矢はトヨンの胸を貫く。
民のために戦はやめてください。と頼むトヨンの言葉に
タムドク王とアシン王は、戦をやめるのであった。
アシン王:高句麗の王に、百済のアシンが敗北を認め降伏いたします。
アシンは永遠に高句麗王に奴客(臣下)になります
タムドク王は降伏してきた百済に対して
今日この席は、戦勝国と敗戦国を分ける席ではない
高句麗と百済がこの地の未来のために戦をやめて心を合わせ
共に歩む道の第一歩を踏み出す席だ
アシンよ余の夢はあの広い大陸に高句麗と百済の三足烏(サンソクウ)の旗が
共に翻(ひるがえ)ることだ
同じ血を分け合った同族として偉大な先祖の血が沸き返る
あの広い大陸に向かって余と共に走っていこうではないか
アシン王:臣下アシン身命を尽くして王様の意に従って参ります
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公開土太王碑には西暦396年
公開土太王は百済の首都を制圧し、城を包囲すると百済が降伏(コウフク)
千人の民と千匹の布を献上し奴客(臣下)になることを誓ったと記録されている
他国に支配されたことのない百済を征服した公開土太王は百済を許し
プヨホンと10人の大臣を連れて国内城(クンネソン)を凱旋した
こうして公開土太王は中原の攻略に集中できる土台を作った
(石碑に刻まれている)
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モドヨン将軍
国内城(クンネソン)に凱旋したタムドク王:
今回の百済との戦で後燕(フウヨン)は沈黙していた。
腹の中が見えぬ
ハムジ軍師:そこで私が後燕に行こうと思います。
少し前、タムジュ王女様が出産されました。
お祝いを兼ねて後燕を訪れたいと思います。
後燕の情勢を知るにはよい機会です。
それから、とても気になる部分もあります。
慕容宝(ボヨウホウ)皇太子と慕容熙(ボヨウキ)皇子の権力争いのことか
かれらの対立は予想のとうりだ
後燕で内紛が起こったら王様の大業も早く実現できます
タムドク王:ソルチ副将と行け
ハムジ軍師:それと、碑麗(ピリュ)に信頼できる将軍を送り監督させねばなりませぬ
碑麗(ピリュ)を完全に占領したとして、いつ勢力を取り戻して反乱を起こすか
チョンミョン(ハムジ軍師の部下)
ハムジ軍師(タムジュ太子妃に):後燕の動きを探りにきました。
慕容熙(ボヨウキ)皇子とコウン様の接触も増えているとか
ハムジ軍師:慕容宝(ボヨウホウ)皇太子とハムジ軍師と二人で話がしたい
慕容垂(ボヨウスイ)陛下のご容体がよくないとききました。
慕容宝:高句麗と何の関係があるというのだ
ハムジ軍師:皇帝陛下が亡くなれば殿下が即位されるはずですが
慕容熙(ボヨウキ)皇子の勢力が強まるのではと不安で
慕容熙(ボヨウキ)皇子の手に掛かり万一のことがあれば
高句麗の王女様に影響を及ぼさぬか案じています。
ただ、申しにくいのですが、外からの見方はそのようです。
慕容宝:皇太子妃に危険な目に遭わせることはないと。
慕容熙(ボヨウキ)に呼ばれたハムジ軍師
慕容熙(ボヨウキ):私が聞いてはいけない話でも?
いずれ皇帝の座に就かれますから(慕容宝は)
ハムジ軍師は慕容熙(ボヨウキ)に対して:
一言申しますと
慕容熙(ボヨウキ)皇子様もご存じのとおり皇太子殿下は、高句麗王の捕虜になるほど
弱い方である故、皇帝になられても高句麗が脅威を覚える相手でしょうか
ご自身の安危を心配するのが先です
ご兄弟に激しい競争心がおありだそうですが、
慕容宝皇太子が皇帝になれば、皇子様を放ってはおきません
国内城(クンネソン)のタムドク王:
慕容熙が謀反を起こせば、我らタムジュの息子を守る名目で後燕を討つ
慕容熙(ボヨウキ):力があって能力のある者が皇帝になるのに?
後燕の将来に必要なのは、兄ではなく私、慕容熙(ボヨンキ)なのだ
慕容熙(ボヨンキ)皇子が誕生日の宴に皇太子殿下を招待しました。
今日は兄上のために高級酒を用意したのです。
誕生日の祝いの話を聞いた慕容垂(ボヨウスイ)陛下が慕容熙(ボヨウキ)のところに
祝いに行く。
そして、
慕容宝に用意した高級酒を、先に慕容垂(ボヨウスイ)陛下が所望するのであった。
父親の所望するを断れない慕容熙(ボヨウキ)は、高級酒を杯につぐのであった。
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