気ままに

大船での気ままな生活日誌

円朝の幽霊画コレクション

2013-08-14 18:26:33 | Weblog
三遊亭円朝の幽霊画コレクションが公開されていると(天声人語で)知ったので、早速、観に行った(汗)。以前、やはり、このコラムで、老後を楽しく生きるには、キョウイクとキョウヨウがポイントだということを教えてもらったから、即実行したわけ。教育と教養ではありませんよ、今日行く!今日用がある!

向かった先は、谷中の全生庵。山岡鉄舟が明治維新の際、国事に殉じた人々の菩提を弔うため、富山国泰寺の禅師を迎えて開山した寺。鉄舟と1歳違いで仲の良かった円朝のお墓もある。お盆にはお墓詣りと幽霊はつきもの。ちょうどいい時期に訪問することができた。

本堂の一画に、すべて掛け軸の幽霊画がずらりんこん(これはぼくの造語で、ずらりと並んでいる様を示す言葉;汗)。いくつか数えなかったが、50くらいはあったのではないか。応挙の幽霊をはじめ、大御所クラスでは広重、暁斎、芳年のものもある。珍しいところでは、高橋由一の”幽霊無実”なんてえのがあった。これは、ちょっと怪しいような気がするね(笑)。お菊さんの”皿屋敷”(池田綾岡)なんてのもありましたがね、これは幽霊というより、顔を見せない美人画ってとこですな。カメラはダメだってんで、パンフの写真を載せておきやした。なんだか円朝の口調になってきてしもうた。

やっぱり幽霊画は美術館で観るより、お寺さんで観るのが一番、怖くていいですナ。

幽霊画コレクションの一部


もちろんお墓詣りもしてきましたよ。




その後、上野に廻り、トーハク常設展を楽しむ。鉄舟の書でも展示されていれば、その写真で締まるんですが、ありませんでした。
で、歌麿で〆ます。やっぱり、幽霊女より生身の女性の方がいいかな。




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