気ままに

大船での気ままな生活日誌

堀文子展/白寿記念 神奈川近代美術館

2017-12-26 09:01:50 | Weblog

おはようございます。

2010年10月に平塚美術館で大々的な堀文子展が開催された。初日に訪ねたのだが、ちょうど運よく、堀文子画伯が来られていて、いろいろな話しを聞きながらの鑑賞だった。あれから7年が経過し、堀さんは白寿を迎えられ、葉山で回顧展が開かれている。おめでたいことである。はじまってひと月も経った頃だし、前回のように堀画伯が来られるという奇跡は起らなかったが、当時のことを思い出しながら、楽しく、鑑賞できた。

約100点の作品が並んでいるが、ちらしに採用された作品を紹介しながら進めようと思う。まず、紹介したいのは、百寿記念に相応しい作品、群雀(1975)。5メートルの板に描かれていて、雀が78羽、竹が21本で、合わせて99。まさに白寿をお祝いするおめでたい絵である。

そして、堀文子といえば、ブルーポピー。82歳まで三度のヒマラヤへの旅。そこで出会った幻の花、ブルーポピー。

ヒマラヤの青き罌粟(2001)

青い鳥を運ぶブルカの女(2003) ユニセフ親善大使として活躍されている黒柳徹子さんの顔に似せて描いたとのこと。

女子美を出てから、東大農学部に務め、植物画などを描いていたが、独立し、絵本作家になった。その時代の作品。

ピップとちょうちょう(1956)

自然の中にいないと酸欠すると、現在も大磯の山の中に住んでいる。自然と生命を描きつづけ、白寿を迎える堀文子。

すなはまの貝殻(1955)

山の思い出(1955)

チアバスの夜(1966)


初秋(1979)

蓮(1980)

霧氷(1982)

流れゆくやまの季節(1990)

ヒマラヤの夕映えマチャブチャレ(1998)

群れない 慣れない 頼らない”をモットーにこれまで生きてきた。

子供にかえって終わりたいという念願を果たすまで、気を抜かず、わくわくしながら、最後の旅を終えたいと思う”と語る堀文子さん。どうぞお元気で。

素晴らしい展覧会でした。併せて、2010年の平塚美術館での堀文子展の感想を読んでいただければと思います。

葉山の美術館から見える富士山

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!

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