気ままに

大船での気ままな生活日誌

響きあう女性美術家の世界展

2012-05-23 09:50:31 | Weblog
茅ヶ崎美術館は湘南ゆかりの画家の展覧会が多い。今回の”響きあう女性美術家の世界展”もそうかと思って入ったら、半分くらいそうだった(笑)。湘南地方に住む画家も結構いたし、今回、出展している美術家の多くの出身校が女子美である。知らなかったが、茅ヶ崎に女子美の校舎や付属幼稚園があるそうだ。これも”茅ヶ崎ゆかり”としてもいいだろう

よく、これだけの女性美術家の作品を集めたなあ、と思っていたら、山梨の韮崎大村美術館からごっそりお借りしたものなのだそうだ。館長の大村智さんが若い時から蒐集してきたもので、女子美出の女性画家の作品が多かったということだ。大村さんは、著名な天然物有機化学者で、北里研究所長を務め、現在は女子美の理事長をされているそうだ。

まず、ちらしに採用された、片岡球子の、お馴染み、面構シリーズと色鮮やかな富士山の絵。そして堀文子は、微生物を描いた”極微の宇宙”など四点。小倉遊亀はかわいらしい”山吹”。秋野不矩もいる、鴛鴛(オシドリ)。院展でお馴染みの郷原和子は菖蒲や白梅の絵。荘司福は”山月”。石井礼子は、いつか平塚美でみたと同じ雰囲気の絵”ただいま”と”お散歩コース”。こうして、紹介しているのは、ぼくが知っている画家の作品です(汗)。

知らなかった画家の作品にもいいのがいっぱいありました。岡田節子のメルヘン鳥獣戯画、森田元子の夏日小閑、佐野智子、小林ドンゲ、三谷十糸子など。約70名の女性美術家による約100点の油彩画、日本画、彫刻、工芸など、たっぷり楽しませてもらった。







三谷十糸子 ヘーマバンディ



小林ドンゲ 井筒の女


今日は、これから上野へ。暑くなりそうですね。
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