こんばんわ。
皇居三の丸尚蔵館の開館記念展「皇室のみやび/受け継ぐ美」が令和5年11月3日からはじまり、4期に渡り6月23日まで開催されている。第1期は若冲の動植綵絵、春日権現験記絵など4件の国宝が展示され、ぼくの好きな作品もあったことから、前後期二度ほど出掛けた。そしてII期が1月4日から始まった。”近代皇室を彩る技と美”というテーマで、I期のような国民的人気の作品がなく、そのせいか日時指定も容易にとれ、かつ会場内もゆったりとしていた。
第1章は天皇皇后ゆかりの品々/明治・大正・昭和というテーマで貴重な品々が並ぶ。撮影は許可されていたの、ついパチリパチリと撮ってしまった。解説文も撮っているので、ブログ作成時にもう一度、楽しめる(笑)。では、撮った順に。
会場内は空いている。赤いセーターの方はぼくとは無関係の人です(笑)。
熊坂長範 森川杜園 奈良一刀彫りの名工の作。能楽”熊坂”に登場する平安時代の伝説的盗賊の木彫。昭憲皇太后は明治維新後に衰退した能楽の再興に寄与したとのこと。
御料馬”友鶴号”置物 大熊氏広 大熊は日本初の西洋式銅像とされる靖国神社の大村益次郎像で知られる。
鍵付き帳面 皮革・紙製 マケ社 何が書かれていたか(笑)。
菊に小葵蒔絵手あぶり
赤枝珊瑚樹置物 モモイロサンゴの原木と玉砂利に銀製の笹とブロンズの岩。
銀製御髪ブラシ
金製ケース付き鉛筆 馬子(鉛筆)にも衣装(笑)
七宝藤図花瓶 並河靖之 帝室技芸員に選ばれた明治の名工
日傘 貞明皇后の御遺品
雁置物 加納晴雲
杜若に白鷺(玉堂)、山茶花(高島北海)高島北海は地質学、植物学にも通じる明治、大正期の日本画家。
雪の日(1巻) 川合玉堂
最中煮てしるこつくるや雪の庵
枕時計、カフリンクス、ルーペ、昭和天皇在位60年記念貨幣
櫛、装身具
皇居三の丸尚蔵館の収蔵作品には、明治時代以降に宮中において室内装飾として使用された美術工芸品類が含まれています。なかでも、明治22 年(1889)に大日本帝国憲法発布式が行われた場所でもある明治宮殿を飾った作品は、当時の著名な作家が最高の技術を凝らしたものです。第2期では、それらの作品とともに御即位や大婚25 年(銀婚式)など皇室の御慶事を契機として制作された作品、さらに明治・大正・昭和の三代の天皇皇后にゆかりのある品々をご紹介します(公式サイトより)。
第2章は次回に。さらに素晴らしい作品があります。これも撮影可能。(つづく)
では、おやすみなさい。
いい夢を。
そのときの東御苑梅林坂の紅梅