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気ままに

大船での気ままな生活日誌

村上宗隆、56号&三冠王 上弦の月

2022-10-03 22:21:30 | Weblog

こんばんわ。

昨晩のブログにこう書いた。明日が上弦の月、きっといいことが、大谷35号、ノーベル賞29号!と。どちらもはずれてしまったが、なんと、おどろき、村上宗隆、56号が飛び出した!

ヤクルトの村上宗隆が最終試合の最終打席に”お待たせしました”とばかり、56号を放った。NHKの9時のニュースのトップの速報で知った。同時に令和初の三冠王もとのこと。大谷選手のMVP争いのライバル、ヤンキースのジャッジみたい。すごい、すごい。

9月13日の巨人戦で1964年の王さんと並ぶ日本選手最多55号を放ってから、この日の試合前まで13試合57打席ノーアーチだったようだ。それを最終試合で決めるとは。”持っている”!家内と同郷の熊本出身であることもあり、陰ながら応援していた。おめでとう!

一方、大谷は今日も一発は出ず、19試合、自己ワーストとなる最長ブランクの79打席ノーアーチ(村上選手より長い)。それでも日米通じて自己最長タイの17試合連続安打を軽々マークしたのはすごい。不調とはいえない。きっと、来シーズンの三冠王への足慣らしでは。

ノーベル医学生理学賞の日本人29号は出なかったが、沖縄科学技術大学院大学の客員教授でもあるドイツ・マックスプランク研究所のスバンテ・ペーボ博士が選ばれた。ノーベル賞発表のネット生中継があることを知り、それをはじめて見た。

NHKのニュースでも確認。ぼくの興味のある分野、”人類はどう進化したか”。ネアンデルタール人の化石骨からDNAを抽出し、ゲノム解析し、両種が交雑した可能性を示した。

アフリカを出たホモサピエンスはネアンデルタール人、デニソワ人と交雑し遺伝子を現在に残している。

きっと、誰も受賞を予想していなかった分野だろうが、こうした基礎研究にノーベル賞が与えられのはとてもいいことだ。

でも、明日のノーベル物理学賞は日本人29号としたい。そして、大谷35号!

上弦の月

では、おやすみなさい。

いい夢を。

ネアンデルタール人(科博)

コメント (6)
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ボストン美術館展 芸術×力

2022-10-03 10:45:09 | Weblog

おはようございます。

東京都美術館で”ボストン美術館展/芸術×力”が開催されていた。7月23日からはじまった本展も10月2日で終了となった。ぼくは中秋の名月の前日(9月9日)に見に行っている。遅くなったが記録しておこう。

ボストン美術館は”東洋美術の殿堂”とまで言われ、日本美術品の蒐集はフェノロサや岡倉天心に始まり、今や1万点を超えるという。海外にある日本美術コレクションとしては質量とも世界一との評価が高い。

今回も、日本にあれば国宝指定間違いなしの二大絵巻が来日している。《吉備大臣入唐絵巻》と《平治物語絵巻 三条殿夜討巻》である。この二大絵巻は今回が初めてでなく、2012年に東博で開催された”ボストン美術館/日本美術の至宝展”でも来日している。

なお、平治物語絵巻はかって十数巻あったと言われるが、現存するのは、ボストン美術館蔵の「三条殿夜討の巻」、静嘉堂文庫蔵の「信西の巻」、東博蔵の「六波羅行幸の巻」の3巻と、諸所分蔵の「六波羅合戦の巻」残欠14図である。2012年には、各館も同時に展示し、ぼくも3館制覇している(笑)。あの年は日本美術展の大豊作の年で、ぼくの”年間展覧会マイベスト10”もこの年からはじまった。

本展では、権力ともにあった芸術の歴史を振り返るというテーマで、エジプト、ヨーロッパ、インド、中国、日本などさまざまな地域で生み出された約60点の作品が展示されている。でも、ぼくの、本展のお目当ては10年振りの再会の二大絵巻で、ほかはさらりと流したので、このレポもそうなる(笑)。

館内は撮影禁止で以下に示す写真はちらしの写真や、マイコレクションからのものである。

平治物語絵巻「三条殿夜討の巻」

三条殿夜討の巻は、藤原信頼と源義朝の軍兵が後白河上皇の御所三条殿に火を放ち、上皇を内裏に移して幽閉する場面。武将たちが生き生きと描かれ、炎の場面が有名。保存状態も良く色がきれい。

《吉備大臣入唐絵巻》

吉備大臣入唐絵巻全4巻25メートル。遣唐使として唐に渡った、実在した学者・政治家である吉備真備を主人公に、名脇役として、唐で客死した阿倍仲麻呂が超能力をもつ幽鬼として、登場。唐の皇帝の使者によって高楼に幽閉されるも、難題を次々と解決してゆく、おもしろおかしい物語が進行する。観客もくすくす笑いながら読み進んでいく。たとえば巻4では、囲碁の名人と対決させられる。吉備真備は碁石をひとつ飲み込んで、ごまかし辛勝する。碁石が足らないことに気づいた唐人たちは下剤を飲まして、その中に石がないか捜す(笑)。吉備真備が超能力で内臓の中に石を留め難を逃れる。

日本から来た遣唐使船。船上の黒の束帯姿の吉備大臣の姿がみえる。

宮殿で検討中の試験問題を盗み聞きする吉備大臣(右側の黒の束帯姿)

名人と初心者(吉備大臣)との囲碁の対戦。

絵巻のほか、日本美術の増山雪斎のうつくしい作品を。

増山雪斎《孔雀図》江戸時代、享和元年(1801) 

西洋画をひとつ。ヴァン・ダイクから。

アンソニー・ヴァン・ダイク《メアリー王女、チャールズ1世の娘》1637年頃 

最後に公式サイトから本展の見どころを。

1. 古今東西のおよそ60点が集結
絵画・彫刻をはじめ、ジュエリーや磁器、能装束など、古今東西の権力者に関わる多彩な作品をご覧いただく機会となります。

2. ボストン美術館の誇る二大絵巻を展示
「日本にあれば国宝」とも言われる、遣唐使・吉備真備の活躍を描いた《吉備大臣入唐絵巻》と、平治の乱をテーマにダイナミックな戦いの様子を描いた《平治物語絵巻 三条殿夜討巻》を展示します。

3. 文人大名の代表作 初里帰り
伊勢長島藩主であった増山雪斎は、書・画・囲碁・煎茶などに秀でた文人大名でした。その代表作ともいえる《孔雀図》が、本展のために修復され、初里帰りを果たします。

(本展の概要)古今東西の権力者たちは、その力を示し、維持するために芸術の力を利用してきました。威厳に満ちた肖像画は権力を強め、精緻に描写された物語はその力の正統性を示します。また、美しい工芸品は宮廷を彩り、ときに外交の場で活用されてきました。一流の画家や職人につくらせた芸術品は、今も見る人々を圧倒する荘厳な輝きを放っています。そして、多くの権力者たちは、自らも芸術をたしなみ、またパトロンとして優れた芸術家を支援したほか、貴重な作品を収集しました。彼らが築いたコレクションは、今日の美術館の礎ともなっています。本展覧会では、エジプト、ヨーロッパ、インド、中国、日本などさまざまな地域で生み出された約60点の作品をご紹介します。私たちが鑑賞する芸術作品が本来担っていた役割に焦点を当て、力とともにあった芸術の歴史を振り返ります。新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020年に中止となった本展。いよいよ待望の開催です。

とても面白い展覧会でした。

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!

コメント (5)
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