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気ままに

大船での気ままな生活日誌

”アール・デコの館” 庭園美術館

2011-10-26 09:18:42 | Weblog

アール・デコというのは、1925年にパリで開かれた”現代装飾美術・産業美術国産博覧会”の略称だという。もし、略称がアール・オデコだったら、あるいはアール・オデンだったら、日本に導入されたかどうか、さらにアール・オデキだったら、もうほとんど無視されたに違いない。それほど言葉のイメージというのは重要なものである。でも、アール・ヌーボーだって、考えてみれば”ぬーぼー”は日本語ではいい意味では使われていないから、やっぱり関係ないか。

目黒の東京都庭園美術館(元・朝香宮邸)がしばらく改修工事に入るというので、今、この”アール・デコの館”を公開している。今月末で公開終了というので、昨日、いそいで訪ねた。平日だというのに、大変な人出で、二人づつでしかみられない書斎では行列ができるほどだった。朝香宮ご夫妻は実際、パリのアール・デコ博覧会をみており、感激して、フランス人の花形デザイナー(アンリーラパン等)と宮内省内匠寮の技官に託して、朝香宮邸をつくったのだ。だから、ここは日本有数のアール・デコ建造物ということになる。

玄関を入ると、いきなりガラスレリーフが。ルネ・ラリック製だという。彼もこのプロジェクトに入っているのだ。すごい。そして小客間にいた3匹のペンギン。

大客室と次室の香水塔

 そして様々なる意匠

庭園もしばらく観られなくなる。茶室横の、仲良しさん巨木(笑)にあいさつをしてきた。

 

 

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