気ままに

大船での気ままな生活日誌

龍馬と日本画家

2010-02-15 18:56:06 | Weblog
ぼくのブログでは、龍馬を竜馬にしたり、定まらない。司馬遼太郎は”竜馬”だし、大河ドラマでは”龍馬”であるので、どちらでもいいだろうと、気ままに使っている。そういえば、読みかただって、ぼくの少年時代は、”りょうま”でなくて”りゅうま”だった。

今日もちょっと龍馬のことを書きたい。この日曜の、大河ドラマ”龍馬伝”に、日本画家が登場した。名前を河田小龍という。二条城の襖絵を描いたそうだ、とゆうくらいの説明があった。ちょっとこの画家のことを知りたくなり、司馬の”竜馬がゆく”を開いた。司馬は本を執筆する前に大量の関連資料を、司馬が住んでいた東大阪の近くの古本屋さんを通じて、全国から集め、それをもとに執筆しているので、小説といっても、史実の基本は崩していない、だから歴史書としても役立つのだ。

もちろん”竜馬がゆく”は、むかし読んでいるが、昭和48年刷りの頃だから、細かいことは憶えていないし、この画家のこともすっかり忘れていた。龍馬が千葉道場の留学期間を終え(免許皆伝となり)、土佐に帰り、そのとき、たしかに河田小龍に会っていた。”狩野派の画家で、藩のお抱え絵師である”、画家としての記述はそれしかない。(別の資料で調べたら、京で狩野永岳に師事し、前述の襖絵も師の手伝いで描いたらしい)。しかし、ただの絵師ではなかった。「漂巽紀略」とゆう、たいそうな本を書いている。”アメリカ漂流記”ともゆうべきもので、土佐出身のジョン万次郎が12年間の米国暮しを終え、帰国したときに聞いた話をまとめたものだ。

加えて、この絵師は、藩の命令で、当時我が国で最先進工業技術をもつ薩摩藩に行き、反射炉、ガラス工場、工作機械、大砲工場、造船所などを見学し、先端技術の知識をもっている。龍馬がこの絵師と出会い、西洋の機械文明のおそるべき発達を知ったのが、その後の龍馬の運命を決めたといって過言ではない。龍馬は、開国を迫る黒船を自分の目でみて、剣では巨大な黒船に勝てるわけはない、と考え、どうすれば良いのか迷っていたのだ。半平太ら、土佐の連中は、みな攘夷、攘夷とばかり叫んでいる。”土佐藩も日本も、ぼやぼやしちょられん。今の徳川幕府や土佐藩のやりかたでは、日本はつぶれてしまう”と龍馬は強く思うようになった。

”のう坂本さん、西洋に対抗する第一は、まず産業、商業を盛んにせねばならぬ。それにはまず物の運搬が大事であり、あの黒船が必要じゃ”と小龍。”よし、その黒船をなんとか都合しよう”と龍馬。龍馬はひまさえあれば、小龍の家に行き、半年ほど夢を語っていたという。”坂本の法螺船”と、城下で評判になっていたという。龍馬の、のちの海援隊の素地はここでつくられたのだった。

龍馬の師とゆうと、まず勝海舟が思い浮かぶが、土佐藩の一介の絵師、河田小龍も勝に負けず劣らず、龍馬の師といってよいであろう。

河田小龍の住居跡は、はりまや橋の近くにあるらしい。今度、また、よさこい祭りを観に行ったときにでも、捜してこよう。良かったなあ、土佐は。”ごめん”行き(笑)のちんちん電車があったけ。鰹のたたきと皿鉢料理を肴に、地酒、司牡丹をいっぱい飲んだなあ、ごめん
。。。

大河ドラマ”龍馬伝”のポスター

そのポスターは、ここの、洋館内に掲示されていた。上野池の端の旧岩崎邸。岩崎財閥3代の岩崎久弥によって建てられた。岩崎弥太郎役の香川照之じょうずですね。弥太郎は、”竜馬がゆく”にもたまに出てきますよ。

金唐紙の壁紙
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上村愛子選手すごいな

2010-02-15 09:53:52 | Weblog


モーグル女子決勝、上村愛子選手、メダルには届かなかったが、見事4位入賞。”満足です、でもちょっと悔しい”のコメント。正直な感想だろう。転倒者が多い中で、ほぼ自分の力を出し切っての競技は、満足だったろうし、一方、できれば、もう一人転んでくれれば(笑)、銅メダルだったので、”ちょっと悔しい”とゆうことだろう。

でも、考えてみれば、すごいことだ。18歳で、初出場の長野大会で7位入賞、それ以来、計4回もオリンピックに連続出場して、6位、5位、そして今回の4位とすべて入賞しているのだ。それも、今日の朝日新聞の一面トップの見出し”上村一段一段”のように、7,6,5,4位と一段一段、順位を上げている、すごいことだ。よほど計算しての滑りなのだろう(笑)。きっと、次回五輪、34歳で銅メダル、38歳で銀メタル、42歳で金メタル、そして引退とゆう、壮大な人生設計をたてているに違いない。

上村愛子ちゃんの影にかくれて、あまり目立たないが、19歳の第二の愛ちゃんが出現したのもうれしい。堂々8位に入賞した村田愛里咲ちゃんだ。九州出身だが、モーグルのために高校は北海道札幌に留学したそうだ。先輩の愛ちゃんにならい、次回は6位、3回目は4位、と二段ずつ上がり、そして4回目は銀メタルとなるといいね。

ふたりの愛ちゃんに、ぼくが昨日、愛人からもらったバレンタインのチョコをプレゼントしたいと思います。九州出身のワイフが(バレタか)有楽町の北海道物産店から買ってきた、ロイズの生義理チョコです。とてもおいしかったです。
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