新宿御苑の寒桜と残雪

昨日、原宿の太田記念美術館に行ったときに、原宿駅前の歩道橋前のこぶしがもう、開花し始めていた。はじめ明治神宮でもと、思っていたが急遽、行き先を新宿御苑に変えた。あそこには辛夷もあったはずだし、そうだ、先日みた満開の熱海桜と同類の寒桜も咲いているかもしれないと思ったからだ。

辛夷はまだ、固い蕾だったが、寒桜は五分咲きぐらいで十分、楽しめた。御苑のところどころに５，６本の木が、それぞれピンクの花を咲かせていた。一番りっぱなのが、日本庭園にあり、木の下に、５，６人、集まっていた。

近づいてみると、まだ五分咲きくらいなのに、花が次々、落ちてきている。土の上にも枝の上にも、落ちるはずのない花がたくさん落ちているのだ。


はあ？何故？みんな、木のてっぺんの方をみている。・・・あっ、鳥だ、緑の・・インコかな。夫婦インコが、花の蜜を吸って、花から花へと移って、花を落としているのだった。御苑で目立つ花は、今はこれくらい。マンサクはまだ咲いていなかったし。デジカメで、ズームアップして、いくつか撮ったうちにインコ夫婦をとらえているものがあった。


雪が降ってから２日目になるのに、日陰にはまだ雪が残っていた。原宿では雪のかけらもなかったが、広い静かな御苑は、雪もいごこちがいいのだろう。




広場には雪だるまも。

このふたつの雪だるまとかけて何と解く？
定年を終え、毎日家に一緒にいる夫婦と解く。
その心は？
冷たい関係