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気ままに

大船での気ままな生活日誌

湯木美術館 千家十職展

2009-05-21 11:19:37 | Weblog


もう大分、前のことになってしまったが、大阪造幣局の通り抜けの桜を観に行ったときに、今日、紹介する湯木美術館と藤田美術館も訪ねた。”千家十職/茶道具と懐石の器”展を開催していた。6月14日まで開催中である。

千家十職とは、千家好みの、茶の湯の道具をつくる工芸家十家のことである。案内によると、茶碗師の樂吉左衛門家、一閑張細工師の飛来一閑家、塗師の中村宗哲家、釜師の大西清右衛門家、金物師の中川浄益家、竹細工・柄杓師の黒田正玄家、指物師の駒沢利斎家、袋師の土田友湖家、表具師の奥村吉兵衛家、土風炉・焼物師の永楽善五郎家。各家は桃山時代から江戸時代前期に始まり、それぞれ千家とのつながりを徐々に深め、江戸時代後期には揃って千家に出入りするようになったとのこと。

この展覧会では、同館所蔵の千家十職の茶道具約70点を展示されていた。茶道具といっても、数々あるが、今のボクには茶碗だけに興味があるといってよい。だから、記憶に残るものは、楽家の茶碗が中心となる。写真を撮れないので、詳細はおぼえていないが、良かったなと思うものをいくつか記録しておこうと思う。また、どこかで再会できるかもしれないから。

まず、道入(ノンコウ)の赤楽茶碗 銘三井寺。大きな割れを朱漆で継いでいる。この大きな割れから、弁慶が三井寺の鐘を比叡山の山頂から投げたという故事により銘がつけられた。ノンコウの茶碗、最近、ちょっと好きになっている。

長次郎の黒楽茶碗 銘キリギリスや、ノンコウの息子一入の黒楽茶碗 銘曙 も良かった。茶碗ではないが、なますなどを入れる小さな容器、”つぼつぼ”(5客)も、かわいらしくて、容器ごと食べてしまいたいくらいだった(汗)。名前もかわいらしい。旦入、慶入の作だ。

特別展示もあって、俵谷宗達の”牛の図”や浪華名所屏風も楽しめた。
。。。

御堂筋の並木も新緑だった、あのとき。



美術館近くの、大阪市立愛珠幼稚園。重要文化財だそうだ。





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