まどか先生の「ママ達のおやつ」

ママの笑顔は、我が子が幸せであるためのママ・マジック。ママが笑顔であるために、この「おやつ」が役立つことを願っています!

声帯ポリープ切除手術

2005年12月22日 | う゛う゛ー
「今、お口の中にぐらぐらしている歯とか、治療中で簡単に抜けそうになっているような歯とか、ありますか?」
 手術前夜、手術を担当するドクターがお部屋においでになり、神妙に説明を聞く私と主人にたずねられました。あまりに唐突な質問で、最初は、いったい何をおっしゃっているのだろう?と、すぐにはお返事が出来ませんでした

 私が予定していた手術は、右側の声帯にできたポリープ(簡単に言えば、ニキビ?できもの、みたいなものです)を切除すること、そして、左側のポリープ状声帯と呼ばれる、腫れた声帯の部分を切除すること、その二つでした。左側の声帯の手術は、本来シュッとすっきりしているはずの声帯が、なぜかボワーンと腫れていて、その腫れの原因になっている水分?を、声帯の横を切開し、吸引して取ってしまう、というものです
・・・と、ここまでは、入院までの診察で、しっかりと説明を受け、理解していたのでした。同時に、決してむずかしい手術ではないけれども、声帯ポリープ切除の手術は、全身麻酔で行う、ということも聞いていました。
 しかし、「ぐらぐらの歯は・・・・」というお話、いやいや、それまでには一度も説明の中になかったお話だったので、度肝を抜かれました 当然、私は「いえ、先生。大丈夫です。ぐらぐらしている歯はありません!」とこたえました。そして、主人と私は、身を乗りだして、そのあとの説明に聞き入りました

 まずは。声帯のポリープをとるためには、何と言っても喉の奥にある声帯をしっかりと直視しなければなりません。喉の奥、扁桃腺などは、口をアーンと大きく開ければ自分でも見えますよね。しかし、その奥の声帯となると、たんにアーン、というだけでは見えません。
 ということで、手術をするために、まずは大きく開けた口から、ある程度の太さの金属の筒?管?を喉の奥まで挿入します(もちろん、普段の診察でも、ドクター達は喉の奥の声帯をしっかりと見ておられたのですよ。でもね、それは、細いチューブ状の内視鏡を鼻から喉に入れて、その内視鏡を使って声帯をモニターで見ていらしたのでした)このように、口から喉に金属管を突っ込んでいくことを「挿管」というのだそうです。
 ドクターによれば、その挿管時、かなりの力で奥まで金属管を入れるので、ゆらゆらの歯、痛んでいるブリッジなどがあると、簡単に管に当たって抜けてしまう、とか、舌やほっぺに傷をつけてしまう、ということはよくある、というのです。ほー・・・・と驚いてしまいました。このような挿管があるので、わざわざ全身麻酔でするのだ、ということも教えていただきました。どうも、私が甘くみていた手術よりも、結構、大がかりなものなのかもしれない、とその時に初めて思いました
 そして、もっと驚くことに、最終的な診察の結果、私の左側の声帯はどうも動いていない、機能していないらしい、ということなのです
 要するに、普段、私の出している声は、右の声帯だけががんばって振動することによって出ている声であり、幸い、機能していない左側の声帯も、中心部分で止まった状態にあるので、隙間から息が漏れることもなく、きちんとした声が出ているらしい・・・いやー、本当に、驚くことばかりでした

 そして、いよいよ手術。
手術室に入り、麻酔科の看護士さんとストレッチャーの上でおしゃべりし、麻酔科のドクターのごあいさつを受けたあとは、1.2.3. 私は「夢の国」へ 次に気がついた時には、私は手術室を出て、病室に戻るエレベーターの中でした。頭はぼんやりし、おなか、胸の気分が悪く、今にも嘔吐しそうな不快な気分で・・・麻酔が覚めてきた頃には、カッと熱くなるような喉の痛み。口の中のあちこちが痛くて・・・声が出ない、口が開かない、呼吸のたびに喉がひりひり、唾が飲み込めない・・・う゛―――――
 手術後の説明に来てくださったドクターから、「左声帯が動いていない、機能していないのならば、敢えてそこはさわらないようにして、ポリープを切除し、健康になる右声帯に悪影響を与えてしまう可能性を回避したい」ということで、左には手をつけなかった、とお聞きしました ひえ~!もしかしたら、またいつか左の声帯の手術をしなくてはいけなくなるのかも・・・と暗くなるまどか先生・・・
 さあ、まどか先生、このあと、どうなるのでしょうか。次号につづくー

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