鉄ある記

鉄道写真を中心に、京都の街角の情景なども写真で紹介していきたいと思います

国鉄特急色EF66が引く配給列車

2009-06-20 | EF66

 6月20日朝、がんばって3170レを撮ろうと4時に目覚ましをセットしたのですが、撃沈。せっかくC62重連さんに、ワム40両超えの長大編成で牽引機はEF66-17号機と教えてもらっていたのに・・・。
 8時ごろ目が覚め、さてどうしようか、映画でも見に行こうか。きょうは岡サロが走る日なのですが、16時半ごろ息子の高校に保護者懇談に行かなければなりません。岡サロは鼻からあきらめていました。

 しかし、なんとなく買ったあとも袋に入れたままにしていた鉄道ダイヤ情報誌を見てみると、向日町操から米原操への岡サロ送り込みがあることに気が付きました。19日に上った岡サロは米操に留置されているものだと勝手に思い込んでおり、この送り込みについての意識はまったくなかったのでした。

 そこで近場の桂川あたりでこの送り込みを撮影しようと11時前に家を出て西大路駅に向かいました。すると、EF66がチキを引いてゆっくり梅小路に入っていくのが見えます。あるかないか気になっていた配7992レです。
 「しめしめ、きょうは配給があるぞ」と、まずはこの返しの配7993レを狙うことにします。
 ただ、この列車は向日町操と梅小路の短区間を往復するだけですので、撮影ポイントは非常に限られます。うす曇りの天候なので、桂川橋梁が撮りやすいのですが、岡サロの向日町操発車時間と近接しているため、今回はパスします。そこで桂川駅と橋梁の間で撮ることにしました。

 カメラをセットし、「はるか」や湘南色の113系C8編成4連を練習台にして待っていると、やって来ましたEF66-49号機。単機かもと覚悟していたのですが、ちゃんとレールを積載したチキを2両引き連れていました。かつてブルートレインを引いていたJR西日本の66が、こんな短い列車の先頭に立つのは不似合いと思われるかもしれません。しかし、これはブルトレ時代から向日町操常駐機に課せられた任務の一つです。
 定期列車の先頭に立つことがなくなった国鉄特急色、しかも運転席上にクーラーを載せていない66を見ることができる貴重な機会です。行きがけの駄賃的な撮影でしたが、やはり間近で走行シーンを見ると「かっこいいなあ」との思いを新たにしました。

2009-6-20 JR東海道線西大路-桂川 配給7993列車 EF66‐49
Nikon D300,AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED,70mm,ISO 200
1/640秒,F8,WB:晴天

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EF66×2 桂川橋梁

2009-06-17 | EF66

 JR京都線の桂川橋梁で撮った配1975レの機関車のアップです。
 
 先にアップした記事の列車ですが、引きつけて撮ったら、なかなか迫力のある写真になりました。
 
 写真的には右端が寸詰まりで、左が余ってしまっていますけれど、EF66の0番台の「重連」形態は貴重なので、掲載してみることにしました。
 アップで見ると、塗装の鮮やかな26号機に対し、31号機は退色していることがよくわかります。どちらも長く活躍してほしいものですね。

2009-6-14 JR東海道線西大路-桂川 配1975レ
Nikon D300,Sigma APO 70-200mm F2.8 Ⅱ EX DG MACRO HSM,70mm,ISO 200
1/800秒,f7.1,-0.3段,WB:晴天

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超望遠 EF81 4076レ

2009-06-17 | EF81

 JR京都線の摂津富田駅で、6月14日、4076レを撮影しました。
 例によってSigmaの150-500ミリ・ズームを使っての撮影です。上りホームの京都方の端に、ラッシュ時などだけに使われる陸橋があるのですが、その上り口から撮影しました。ななめに柵があり、その内側からの撮影ですので、比較的安全な場所から撮ることができます。
 ただし、かなり長いレンズを使わないと、うまく撮影できません。以前から長岡京駅とならんで摂津富田でも上下方向を超望遠で撮ることが可能だと考えていました。過去に下りホームの端から上り列車を撮ったことはありますが、下りは初めてです。

 結果はご覧の通り。まあまあ、長いレンズを活用するにはよい場所なのではないか、と思いました。

2009-6-14 JR東海道線高槻-摂津富田 4076レ EF81-39
Nikon D300,Sigma APO 150-500mm F5-6.3 DG OS HSM,400mm,ISO 200
1/640秒,f8,-0.3段,WB:晴天

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ルーヴル展ヘッドマーク

2009-06-16 | 鉄道情報
京阪電鉄は今月30日から、「ルーヴル美術館展」をPRするヘッドマーク付き電車を6編成走らせるそうです。けさ、16日の読売新聞朝刊(大阪本社)に載っていました。

30日から9月27日まで京都市美術館で開かれる「ルーヴル美術館展-17世紀ヨーロッパ絵画-」などを盛り上げるのが狙いだそうです。
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重連のごとく 配1975レ

2009-06-15 | EF66

 JR京都線の桂川橋梁を渡るEF66牽引の配給1975列車です。
 6月14日、この日は稲沢から梅小路へと下る8865列車にEF66-31号機の無動力回送が付くという事前情報を、龍さんからいただいていました。
 しかし、午前中から昼過ぎにかけて、どうしても外せない用事があったので、早く帰宅できたら配1975レから撮りに行こうと考えていました。

 というのも、8865レで回送されてきた機関車は配1975レの次位ムドでさらに吹田(信)まで送られることが多く、EF66同士の組み合わせになるからです。さらにこの日は、期待通り、本務機にEF66の0番台である26号機が充てられ、31号機と基本番台同士が手を組む形になりました。

 14時に帰宅し、昼食を急いでとって、ポイントに着いたのが14時50分。梅小路15時01分発の同列車の通過までわずかしかありません。あわててセッティングしたため、レンズの選択をミスってご覧のようにせっかくの「重連」(本当は31がパンタ上げてないから重連じゃないけれど)が、架線柱でぶった切られる形になってしまいました。
 それでも単機が比較的多いこの列車にあって、コキ3両にォトキや配給コキまでついた豪華版となり、満足しています。

 しかし、こうなると欲が出て、今度は晴れた日の土曜か日曜に、0番台のクーラー非搭載型同士の「重連」が走らないかと、あつかましい思いを抱くのでした。

2009-6-14 JR東海道線西大路-桂川 配1975レ
Nikon D300,Sigma APO 70-200mm F2.8 Ⅱ EX DG MACRO HSM,92mm,ISO 200
1/800秒,f7.1,-0.3段,WB:晴天

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夕照 4001レ「日本海」

2009-06-14 | 寝台列車

 夏至間近。
 夕日に輝く青い客車が、緑の大築堤を北国めざして駆け抜けます。

 寝台特急「日本海」、大阪発青森行き。かつて全国津々浦々を走った仲間のブルートレインたちは次々と去って行きました。「日本海」自身もわずか1往復となって迎える2回目の夏。

 1年でもっとも日が長くなるこのとき。
 「日本海」の勇姿を記憶に留めてやってくれ、とでも言うように太陽は山に隠れるのを拒み、雲をも退けて、長く長く照らしてくれました。

 光をまとい、先導するEF81もローズピンクのボディーを鮮やかに見せ、従う客車たちの青い装いをいっそう際立たせていました。


2009-6-14 JR東海道線京都-山科 4001列車 牽引機はEF81-48
Nikon D300,Sigma APO 70-200mm F2.8 Ⅱ EX DG MACRO HSM,120mm,ISO 400
1/500秒,f4.5,-0.3段,WB:晴天

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ファッション カンタータ

2009-06-13 | いろいろなこと

 きょう6月13日は、JR西日本提供の「Fashion Cantata from Kyoto」を見に、家人と国立京都国際会館イベントホールに行きました。このファッション カンタータは今年で17回目を迎えます。国際的に活躍するファッションデザイナーの作品や京都の伝統的な和装の美を毎回、紹介する恒例のファッションショーです。

 今回のテーマは「美の巨匠たち」。和装は京都の手描友禅作家で人間国宝の羽田登喜男さん、洋装はクリスチャン・ディオール。二人の精神とそれを受け継ぐ作家たちの作品です。

 メインキャストは映画やテレビドラマ、CMで活躍する栗山千明、ゲストモデルは杏、そしてナレーターとモデルとして特別出演をしたのは、浅野ゆう子です。栗山千明が着物を着て新緑の中を歩む映像で開幕、彼女もモデルの一員として羽田さんの着物を着て舞台に登場しました。

 ショーはシャンソン歌手パトリック・ヌジェさんや、オレンジペコーの穏やかな歌声をはさみながら進み、Diorのショーでは杏も登場。そして、最後に着物で浅野ゆう子が登場しました。栗山千明ももちろん美しかったのですが、やはり、ゆう子姉さんの貫録にはさすがだと思いました。着物やDiorのドレスの詳細をここに書く力を持っていませんので、触れませんが、Diorのドレスもよかったけれど、やはり京友禅の着物の格といったものを改めて認識しました。着物って、すばらしいですねえ。それと、アコーディオンを奏でながら歌うヌジェさんの「バラ色の人生(La Vie En Rose)」は、聞きほれてしまいました。

 ファッション カンタータ フロム キョート。毎年、JR西日本の関係者から特別招待状をいただき、出席させてもらっています。京都人として、和装の文化を考えるよい機会をもらって、感謝しています。(左が招待状)


 そして、京都駅に戻って昼食を取り、16時17分発の下り普通電車に乗ったところ、4076レと同時発車。しかし、321系の加速が上回り、西大路に1分ほど先着したので、もっていたコンデジで下り本線を通過する4076レ、EF81-406号機を撮りました。
 また、8866レの梅小路到着もほぼ同時刻のため、上りホームに移って同列車の入線も撮りました。ただ、コンデジで連写したことがほとんどないので、8866はタイミングを間違え、今イチでしたが・・・。
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週刊モーニング カレチ 第5話 「車掌弁」

2009-06-13 | いろいろなこと

 おなじみの週刊モーニング・読み切りシリーズ「カレチ」第5話が、6月11日発売の28号に掲載されました。ほぼ、月1掲載の感じですね。

 今回のタイトルは車掌弁。緊急時に車掌が引く非常ブレーキのことです。今回、新米車掌の荻野が乗車しているのは、昭和40年代後半、大阪から富山へとひた走る481系ボンネット型特急の「雷鳥」です。物語はこの下り雷鳥と数日後の上り富山発大阪行き「雷鳥」で展開していきます。

 新米車掌の荻野は金沢を富山に向けて発車中、女性が首に巻いた赤いマフラーを駅員の赤旗と間違って車掌弁を引いてしまいます。遅れていた列車を富山到着時には定時に戻そうとしていたベテラン運転士の武藤は、軽率な荻野カレチに怒りを向けます。
 数日後、今度は上り「雷鳥」で再び、武藤と荻野が乗務することになり・・・。そして事件は起きます。小さな子供の生命を救おうとする荻野と、それに応えるべく懸命に運転する武藤。しかし、荻野はとっさの判断でまたも車掌弁を引き、列車を停車させてしまいます。
 運転席でがっくりする武藤。ですが、がっくりした理由は荻野の正しさを証明するものでもあったのです。

 定時運転に誇りを抱く運転士。それは乗客の安全のため。一方、車掌も安全第一で乗務しています。列車の運行に職務を賭す人々の姿を見事に描いた秀作。まだ、お読みでないかたは、ぜひお求めください。

 写真は489系の下り「ふるさと雷鳥」です。夏場に冬の写真かと思われるかもしれませんが、モーニングの「カレチ」の舞台が冬でしたので、それに合わせてみました。

2008-12-30 JR西日本湖西線 近江舞子-北小松
Nikon D300,AF-S Nikkor 24-70mm F2.8G ED,28mm,ISO 200
1/500秒,f7.1,-0.3段,WB:晴天

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琵琶湖線のゴマちゃん

2009-06-13 | EF81

 6月7日の撮影の締めくくりは、JR琵琶湖線を行くEF81-501号機です。この日は4076レに充当されているという情報をいただいていたので、8865レに並ぶ重要撮影列車と位置付けていました。
 EF81の500番台、ゴマちゃん族は出場明けのきれいな503号機を撮っていますが、501と502は未撮影でした。したがってゴマちゃん1号である501号機はどうしても押さえておきたかった機関車です。

 午前中から13時ごろまでいた野洲-篠原間でそのまま撮影してもよかったのですが、あえて移動しました。この前、monさんが開拓されたポイントに行ってみることにしました。ただ、場所的にこの季節、雑草が生い茂っていることが心配です。そのため、母から花き用のハサミを借りて、持参しました。

 案の定、足の踏み場もないほど草がぼうぼうです。そこで、やおらハサミを取り出し、ポイントの足元の草を切り、さらにカメラのファインダーをのぞいて邪魔だと思われるところの草も切り倒しました。ついでに上りの1072レなども撮影するべく、振り返って反対方向の草もよいしょ、うんしょと切りました。

 そうして撮影したのが、この写真です。本当は、左の草がもっと伸びていて線路にかかっていたのですが、邪魔なところだけ切りました。雑草ですので、繁殖力は旺盛です。きっと1、2週間もすれば新たに成長して、撮影するなら再び、草刈りが必要になるでしょうね。

 501号機は側面がかなり汚れています。この塗り分け、夜間に遠くから見るとEF65に見間違いそうですが、車体下半分の色が65の一般型更新色機より白いように感じます。JR貨物・富山機関区のEF81は薄汚れた感じのカマが多いですが、一方、それはこれまでよく働いてくれた証明でもあります。
 このブログによく来てくださる「さくらねこ」さんは、ご自身で撮影された汚れた81について「くすんだ色は懸命に走ってきた証 がんばれ」と声援を送っておられます。また、安土の「愛しき」さんも、きれいな81もいいが、汚れたカマにも愛着を感じるとおっしゃっています。
 さて、皆さんのお考えはいかがでしょうか。

2009-6-7 JR東海道線 稲枝-能登川 4076レ
Nikon D300,Sigma APO 70-200ミリ F2.8 Ⅱ EX DG MACRO,70mm,ISO 200
1/800秒,f7.1,1-0.3段、WB:晴天

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トップライト EF66-23

2009-06-10 | EF66

 JR琵琶湖線の篠原-野洲で6月7日、下りの臨貨8865レを撮ったあとは振り返って上り貨物を中心に狙います。13時ごろまで上下の貨物が結構行き交いますが、上りにEF66の運用が多いためです。
 ただ、光線的にはトップライトになってしまい、上下ともに難しい撮影になってしまいます。正午を回ると、この季節は下りのほうがよいかもしれません。

 しかし、トップライトで逆光気味の写真も夏を感じさせてよいのではないかと思います。この日は1050レにはEF66の0番台である23号機が充当されていたので、同列車を次のターゲットに定めて撮影しました。

 露出をプラス補正して撮ったところ、運転席下が光り、線路際の緑の輝きとともにあいまってよい雰囲気になりました。


2009-6-7 JR東海道線野洲-篠原
Nikon D300,Sigma APO 70-200mm F2.8 Ⅱ EX DG MACRO HSM,82mm,ISO 200
1/800秒,f6.3,+0.7段,WB:晴天


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