鉄ある記

鉄道写真を中心に、京都の街角の情景なども写真で紹介していきたいと思います

「ありがとうキハ181」復路 お別れ撮影記

2011-02-27 | キハ181

 2月27日(日)は前日に続いて、JR西日本京都総合運転所のキハ181系6連による「ありがとうキハ181」を、「京都れいる倶楽部」のさくら2号さんと撮影しに行ってきました。
 
 未明の午前3時30分に車で迎えに来てもらい、名神・中国自動車道・鳥取自動車道を使って山陰本線の泊-青谷(あおや)を目指します。順調に走ることができ、国道9号線から入りくんだ道もなんなくクリア。6時30分過ぎに到着することができました。鳥取市を通過したあたりから小雨がぱらつく天候です。天気予報では、曇で夕方から雨マークだったのに気象レーダーは雨雲の通過を示しています。こんなはずではなかった、と言いながらも、貴重な海バックのポイントで撮影できました。

 これをスタートに、追いかけ撮影を開始しました。列車は鳥取を通り、余部鉄橋を通り城崎温泉、玄武洞と通過して京都に向かいます。しかし、列車と同じルートをたどっていては追いつくことができません。安全運転にも努めないといけませんから、神鍋を経由して城崎や豊岡市街地を迂回し、江原-八鹿へ先回りしました。1時間ほど前に着き、同じ6連の183系B編成による特急「きのさき12号」などを撮って構図を決め、待ち構えます。このあたりは青空が広がり、太陽が顔を見せました。

 続いて八鹿での長時間停車を利用して先行し、八鹿-養父のカーブで撮影。次は上夜久野などの停車を使って山家-立木で撮り、その後、胡麻-鍼灸大学前、船岡-園部と撮影しました。計6回の撮影ができました。海あり、カーブあり、直線の被り付きあり、離れてサイド気味ありとさまざまな構図で記録をすることができ、キハ181系との別れを心ゆくまでできました。
 26日は「あさしお」風のヘッドマーク、この日は「はまかぜ」風のマークに「ありがとうキハ181」の文字が入っていました。また、キャブの助手席には昨日同様、花束が置かれていました。風雪に耐えた40年の活躍に幕がこれで落とされるのですね。

 泊-青谷の撮影ポイントで切り通しのカーブを抜けてきた際に、線路を俯瞰する崖の上にカメラの砲列を敷いたファンの姿が運転士さんの目にとまったのでしょう。築堤にさしかかったときと私たちの直近を通過するときに2度、長い、長いタイフォンを鳴らしてくださいました。キハ181からの、さよならの挨拶に聞こえ胸が熱くなりました。
 写真は、山家-立木で。「ありがとうキハ181」と書かれたヘッドマークと助手席側の窓に花束が飾られているのがよくわかります。

2011-2-27 JR山陰本線 山家-立木 9014D キハ181×6連
Nikon D700,AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VRⅡ,190mm,ISO 200
1/640秒,f5.6,-0.3段,WB:晴天
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コメント (24)
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