鉄ある記

鉄道写真を中心に、京都の街角の情景なども写真で紹介していきたいと思います

木曽が日暮れて 「しなの」からこぼれる灯り

2011-02-19 | 電車たち

 2月11日、JR中央西線のロケハンで立ち寄った大桑-須原の伊奈川橋梁。
 eexpressさんと撮影ポイントに立って話をしていると、普通電車がやって来ました。

 その光景を見たeexpressさんは「すごく雰囲気がある」と言って、カメラを取り出します。ヘッドライトが線路を照らし、窓からこぼれる光が雪を鮮やかに浮かび上がらせるからです。
 しかし、都会の本線ではないため、頻繁に列車は来ません。時刻表を調べると、20分ほどしたら上りの特急「ワイドビューしなの」が背後から来そうです。我々の立ち位置から見ると、前から来る下り列車は当分、やって来そうにもありません。

 私もeexpressさんのアイデアに便乗して、手持ちでカメラを構えます。後追い写真になるので、どこでシャッターを切るのか、線路右手の国道19号線をどこまで入れるのかなどいろいろ考えました。周囲はもう完全に夜と言ってもいい状況です。ISOの設定をいくらにするかなど、何度もシャッターを切って試行錯誤します。

 そして通過時刻になりました。耳と背中で列車の接近を感じ、ファインダーに列車が入った瞬間、連写を開始しました。その2コマ目がこの写真です。ヘッドライトに照らされた雪と車窓の灯を映した雪と。そして薄く写った背後の山々の木々に積もった雪。
 この写真も今回の遠征で印象に残る1カットになりました。

2011-2-11 JR東海・中央西線 須原-大桑 1020M 383系「ワイドビューしなの20号」
Nikon D300,AF-S NIKKOR 70-200mm f2.8G ED VRⅡ,70mm,ISO 3200
1/20秒,f2.8,WB:晴天,手持ち

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コメント (10)
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