鉄ある記

鉄道写真を中心に、京都の街角の情景なども写真で紹介していきたいと思います

あさしお風ヘッドマークの9013D 「ありがとうキハ181」

2011-02-26 | キハ181

 「ありがとうキハ181」
 2月26日(土)、京都から米子までJR西日本・京都総合運転所のキハ181系6連で臨時列車「ありがとうキハ181」が運転されました。事実上のお別れ運転だと思い、「京都れいる倶楽部」のパーイチファンさんの車に、あらどんさん共々乗せていただき、山陰線の園部-船岡へ撮影に出かけました。週間天気予報では当初、曇だったのが直前になって晴れに変りました。晴れてくれるのはうれしいのですが、早朝に京都を出発する山陰線の下り列車の撮影は逆光になって、なかなかよいポイントがありません。京都近郊で線路が少しでも東を向くのはこの区間くらいしか思い当たらず、朝一番の上り特急「たんば2号」から撮影しようと、早めに出発しました。

 船岡-園部のお立ち台では、上りはよい感じに撮影できます。しかし、下りはバックに工場が入ってしまいます。そこで船岡寄りに移動し、先客が1人おられるポイントの脇で構えさせてもらいました。そうこうするうち、同じような考えのファンが続々と集まってきます。私たちの立ったポイントの前後にも何人も集まり、けっこうにぎやかな撮影になりました。「京都れいる倶楽部」のシンキトさんも朝練としてお見えになり、期せずしてメンバー大集合に。さらに、さくら2号さんも船岡-日吉に来ておられ、久々に多くのメンバーが同一列車を狙うことになりました。

 天気予報は晴れマークでしたが、山の上にかなりの量の雲が出ています。流れが早く、太陽は雲から顔を出したり隠れたりを繰り返します。その都度、露出が変化します。みんなで「わざわざ晴れのポイントを選んで来たのに、かげったら嫌だな」「まんだらになるのも困る」などと、話しながら待ちます。線路の方を見るより太陽の方を見る方が多いね、との誰かの言葉に、どっと笑い声が上がります。

 園部で交換する上りの「たんば4号・まいづる2号」が通過、間もなく「ありがとうキハ181」の時刻が迫ります。太陽は顔を出したり隠れたりしていますが、次の厚い雲がすぐそこに来ています。みんなで早く流れろ、と祈ります。ですが、なかなか雲は去りません。残念なことにキハ181のライトが遠くに見え始めました。やっぱり雲は去りません。天候は気にせずに撮影に集中することにします。引きつけて、連写。車体を傾けてカーブを曲がるキハ181をしっかり記録することができました。ヘッドマークは懐かしい「あさしお」風のマークです。このときは気付きませんでしたが、帰宅して画像を確認すると運転室の助手席側に、同じマークと花束が置かれているのがわかりました。

 4号車には「TEAM3170」のトヤキさんが乗っておられ、車窓から私たちを確認したとメールをもらいました。列車の外と内で、それぞれキハ181を惜しみました。

2011-2-26 JR西日本山陰本線 園部-船岡 9013D 「ありがとうキハ181」
Nikon D300,AF-S NIKKOR 24-70mm f2.8G ED,62mm,ISO 400
1/1000秒,f3.5,+1.0段,WB:晴天

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コメント (18)
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