この青春の京都市電シリーズでは、懐かしの京都の街の風景もお伝えしようと思います。
この3枚の写真は、今はもう見ることができない七条京阪での京阪本線と市電のクロッシングです。
今でこそ京阪本線は東福寺-七条間で地下に潜り、そのまま三条から鴨東線に接続して出町柳まで行っていますが、当時は鴨川と疎水の間を走って三条までの路線でした。市電とは七条、四条で平面クロスしていました。上の写真は鴨川の七条大橋上から東を向いて撮影したものです。1800形の8系統の続行で、2600形の6系統がやって来ています。市電の右手に見えるのが京阪の七条駅です。
真ん中の写真は、三十三間堂前から西を望んだもので、ちょうど京阪電車が七条通を横切っています。その手前の七条京阪の電停に市電が停まっていますね。
そして下の写真は、京阪七条から西を向いて撮りました。この写真で注目していただきたいのは、架線のクロスです。京阪と市電の架線が十字になって釣架されているのがわかると思います。この十字のところが太くなっているのは、きっとデッドセクションになっているからなのでしょうね。
1977年9月 京都市電 七条京阪界隈
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