ダーリン三浦の愛の花園

音楽や映画など徒然なるままに書いてゆきます。

明日のためにその361-フランソワ・ド・ルーベ

2019年07月24日 | 音楽
映画音楽界の革命児。

エンリオ・モリコーネ。映画音楽の父と言われた作曲家である。
また、ヘンリー・マンシーニは「ティファニーで朝食を」のムーンリバー、アメリカテレビドラマのテーマピーターガン等数々の名曲を手掛けた大作曲家である。
彼らの作るメロディーは、時にやさしく、時に鋭く聴く者たちの感性を揺さぶる。
今回紹介する作曲家は「フランソワー・ド・ルーベ」
彼は1939年フランス生まれ。父は監督兼プロデューサーであったという。
彼の作品で代表的なものは「冒険者たち」「サムライ」等が挙げられよう。
特に「冒険者たち」は、曲の展開が聴取者の想像を超え、メロディーが奏でられると言うとてもスリリングな内容で、私が最初この曲を聴いたときはとても驚いたものだ。
特に彼の作品で驚かされるのは、そのメロディーラインだろう。既成概念を壊されるような、それは聴く者にとってはたまらない魅力だ。
特に今回リンクを貼った「ラ・スクムーン」は、それが顕著で、鍵盤楽器の黒鍵しかほぼ使用しないメロディーは実験的要素に溢れた作品である。
1975年、スペインでダイビング中の事故で死去、36歳の若さであった。
もし、彼が夭逝せず、作曲活動を続けていたら、今の映画音楽界にも変化が有ったかもしれない。
「フランソワー・ド・ルーベ」彼の名前と存在は、いつまでも忘れてはいけないだろう。
下に「ラ・スクムーン」のリンクを貼った。
独特の彼のメロディーを十分堪能していただきたい。


François de Roubaix/ la Scoumoune フランソワ・ド・ルーベ /ラ・スクムーン