Music from Gen-dai

お気楽色の僕らのBlue

swamp

2010-01-28 00:05:52 | 70s
「swamp」という言葉から先ず想像するのは

「泥臭い土の香り」や「男臭さ」である。

Tony Joe White、Dan Penn、Don Nixなどは

まさにその象徴的な人物達であろう。


一方先述の彼らとは異なり

「swamp」にpopなフィーリングを落とし込むことで

ひと味違った世界観を提示してくれる人物もいる。


Marc Bennoの「Marc Benno」(1970)

1. Good Year
2. Try It Just Once
3. I'm Just Alone I'm Afraid
4. Two Day Love Affair
5. Second Story Window
6. Teach It To The Children
7. Family Full Of Soul
8. Hard Road
9. Nice Feeling


レオン・ラッセルと「アサイラム・クワイア」を結成したものの十分な成功にはいたらず

ソロに転身することとなり、1970年に制作されたデビュー作が本作である。

彼のソロとしての再出発に手を貸したのが

BOOKER T. JNONES(piano,organ)
RY COODER(bottleneck guitar )
JERRY McGEE(guitar,dobre )
JERRY SHEFF(bass)
JIM HORN(saxephones,flutes)
JIMMY KARSTEIN(Drums)
SANDY KONIKOFF(hambone)
LITA COOLIDGE & PLISCILLA COOLIDGE(background vocals)



彼の奏でる音楽には「泥臭い土の香り」はすれど、所謂「男臭さ」は稀薄で

それとは真逆の「洗練さ」や「繊細さ」が全編に漂っている。


軽快なリズムにホーンが心地よく絡む「 Two Day Love Affair」

リタ&プリシラのゴスペルタッチのコーラスを従えた「Family Full Of Soul」

などはその象徴的な楽曲である。



時にはこんな洗練味のある「swamp」も悪くないものだ。
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