旅行好きの友人(日本人)が「こんどはアメリカに行く」とのことなので、「楽しんできてね」とLineしたら、
「今回は ジョージアオキーフシューリアリズムニューメキシコ の旅です」と返事が来た。そうかそうか、ニューメキシコ州に行くのか、とは思ったけど、前半がよくわからない。「ジョージア州」にも行くのかな。「オキーフ」という州もあったかなー。そんなわけない。あれ?「リアリズム」っていう単語が目に入ったけど?
リアリズムの作家に関連した場所の巡礼旅?なのかな。
ジョージ青木?って有名な人なのかな。
検索したら、なんか出たけどリアリズムとは関係ないみたい。
色々検索したら「ジョージア・オキーフ」という作家が出てきた。20世紀のアメリカ美術を代表する女性画家らしい。彼女が後半生を過ごしたのがニューメキシコらしい。有名人なのにワタシ知らなくて、すみませんねー。
そこで「リアリズム」ではなく「シューリアリズム」だったことに気づく。
ということは…。
ジョージア・オキーフ, シューリアリズム, ニューメキシコ
…という3つの単語だったんだ! 謎解きは終わり。
「ジョージ青木」と思った自分に笑えた。私の推測はこんな感じだったから。
ジョージ・アオキ ー フシュ ー リアリズム ニューメキシコ
カタカナの伸ばし棒は横罫線にも見え、文字と認識できなかった。でも「フシュ」って浮腫?そんなわけない。
今回の誤解は「ジョージア・オキーフ」を知らなかったことが一番の原因だった。それにしてもカタカナは難しい。中黒とか括弧とか使わずに並べられたカタカナは、どこまでがひとつの単語かわからない。外国人は「カタカナは難しい」とよく言うが、それは「ソ」と「ン」のように、どっちがどっちかわからない文字が多すぎるから。それらがただ並んだだけの一行は、外国人だけじゃなく日本人にも難しいと痛感した。
ひらがなだけの場合も、分かち書き(:英語のように単語と単語の間に空白を入れる書き方で、日本語学習の初級のテキストはたいていこの方法で書かれている)を使わなければ、日本人にもわかりわかりにくい。日本人は、漢字とひらがなの組み合わせを読むから意味がわかり、その中のカタカナの単語を外来語と認識するのに慣れているからねぇ。
日本語教師のひとりごとでしたー。
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