総選挙が終わりました。
日本共産党は、9議席から8議席へと1議席後退という残念な結果となりました。
議席を減らしたことについては残念でなりませんし、期待をお寄せいただいた方々に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
多数の政党が乱立する選挙戦。
メディアによる「自民か民主か第三極か?」との意図的な報道が連日のようになされるなかで、党員や後援会員の方々を始め、多くのご支援によりこれだけの議席が確保できたことは次につながるものだと思っています。感謝の思いでいっぱいです。
でも、やっぱり悔しい。
選挙により、自民・公明両党が320議席(全体の2/3)を超える議席を獲得しました。
「自民党の大躍進」という結果があるものの、実は3年前の総選挙より両党の獲得した票は、自民党で219万票減少、公明党で94万票減少しています。
自民党自身が選挙戦で「自民党に風なんか吹いていない」(石破茂幹事長)と自ら認めていた通りだと思います。
にもかかわらず、ここまで占有議席が増えたのはなぜか?
原因は、選挙区内で1位しか当選できない小選挙区制度にあります。
4割の得票で、8割の議席を占有することができる今の選挙制度は、民意を議席に反映するという点からいっても問題だらけ。
今後は、選挙制度の在り方も問われてくるのではないでしょうか?
こうしたことからも、議席の増減に一喜一憂するのではなく、自民党政権において企てられている増税問題、原発再稼働問題、改憲問題などに、国民と力を合わせ立ち向かっていく決意です。
さっそく安倍さん、オバマ米大統領と電話会談する一方、都内のホテルで日本経団連の代表と懇談を行っています。
アメリカとの集団的自衛権(←近日詳しくブログで紹介します)を視野に入れ「日米同盟強化」、TPPについても「自由貿易を推進する立場」など述べる一方で、17日の記者会見で安倍総裁「まず最初に行うことは憲法96条の改正だ」と述べ、憲法改正の国会発議に必要な数を、衆参両院の2/3から1/2に緩和することに取り組む考えを示しました。
自民党の公約である「国防軍」創設にむけた危険な動きが始まっています。
日本は、憲法9条で1項で「戦争放棄」をうたい、2項で「戦力の不保持」「交戦権の否認」を明記しています。だからこそ、戦後、武力によって一人の外国人の命も奪わなかったし、国民の命が奪われることがありませんでした。
この憲法9条に大きな穴をあけることが安倍総裁の狙いです。
衆議院選挙は終わりましたが、こうしたたたかいは今もなお続いています。
「憲法守ってほしい!」選挙戦で寄せられたこうした声にこたえるためにも、引き続きがんばります。
1区の候補者だったやまべさんも選挙戦で訴えた公約を実現するため、新たな一歩を踏み出しています。
今朝は市議団3名、事務局のメンバーと一緒に市役所前で宣伝。
立ち止まるわけにはいきません。くらしと憲法を守るために「一歩一歩」歩みを進めていきたいと思います。
朝宣伝後、山部さんと~市役所前