Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

ブロンドキャラ10傑

2014-02-03 00:30:00 | コラム
「俺と付き合え。そうしないと女優人生、終わっちゃうよ」

わぁ。

サイテーだよなぁ。

映画界に多大なる功績を残した、アルフレッド・ヒッチコックの別の一面である。

被害者はティッピ・ヘドレン。
メラニー・グリフィスの母親ね。

ティッピはこの要求というか脅迫に対し「否」と返し、そうしてヒッチのいうとおり彼女の女優人生は終わってしまった。

後年、ティッピは「それもまた人生。いまでは(彼を)恨んではいないわ」というような発言をしている。


ヒッチはサイテーだが、ティッピはサイコーでかっけー!!


というのが、このエピソードを聞いた第一印象ではある。

ではあるが、そのひとの人間性と作品は「いろいろ難しいけど頑張ってでも」分けるべきでね、
ひとごろしと強姦までやってしまったら、そりゃ自分だって軽蔑はするけれど、そうではないし、
数々の名作を目の当たりにすると、やっぱり「すげーぞヒッチ!! 天才だっ!!」となってしまうのだった。


ともかくヒッチの人間性は想像とかそういうのではなく、事実として「やばいヤツ」であったと。
『裏窓』(54)より『フレンジー』(72)こそが、彼の真の姿っぽいぜと。

ただいっぽうで、才能は唯一無二であったぞと。

覗き見趣味(ピーピングトム)のあるサディスト、ブロンド好きで天才―なんて面白い映画監督なんだろうか! もちろんティッピは可哀想だけれど。


というわけで、映画におけるブロンド美女キャラの10傑を選出してみた。

個人的には黒髪LOVE、でもブロンドも素敵よね。


(1)テス、『テス』(79)…ナスターシャ・キンスキー(トップ画像)

帽子などで髪の半分以上を隠しているシーンが多いが、それがかえって効果的。

(2)フランセス・スティーヴンス、『泥棒成金』(55)…グレース・ケリー

恋人以外が髪に触れるのは、お金が必要になるかもしれない。

(3)スージー・ダイアモンド、『ファビュラス・ベイカー・ボーイズ』(89)…ミシェル・ファイファー

ピアノの上で寝転んでみせる。ピアノになりたいと思ったものだ。

(4)メリー・ジェーン・ワトソン、『スパイダーマン』(2002)…キルスティン・ダンスト

よく「角度によっては、、、」といわれるひとだが、この映画の彼女は最高にキュート。濡れた髪もグー。

(5)バッキー・ブライカート、『ブラック・ダリア』(2006)…スカーレット・ヨハンソン

ヒッチコッキアンであるデ・パルマが、彼女を起用するのはひじょうに分かり易い。

(6)リン・ブラッケン、『L.A.コンフィデンシャル』(97)…キム・ベイシンガー

もっと若いひとでもよかったはずなのに。決め手は、やはり髪だったんじゃないだろうか。

(7)エル・ウッズ、『キューティ・ブロンド』(2001)…リーズ・ウィザースプーン

リースは好みではないが、この映画は満点。(文末動画参照)

(8)ローレライ・リー、『紳士は金髪がお好き』(53)…マリリン・モンロー

もう、タイトルがそうだしね。映画ファンの投票では、たぶんもっと上位になるかと。

(9)ローズマリー・シャナハン、『愛しのローズマリー』(2001)…グウィネス・パルトロー

いつもの「ギスギス感」が、この映画にかぎってはゼロ。そこがよかった。

(10)ロール/リリー、『ファム・ファタール』(2002)…レベッカ・ローミン

デ・パルマの映画がふたつランクイン。さすがヒッチコッキアン!!





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明日のコラムは・・・

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コメント (2)
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