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海外勢の投資家、株の買い越しが最大に!海外勢の動向が相場を動かす!

2013-04-19 22:08:20 | 経済・金融・投資
海外投資家による日本株買いが一段と加速しています。東京証券取引所が18日発表した売買動向によると、日銀が「量的緩和・質的金融緩和」を発表した翌週の4月第2週「8~12日」に海外勢は日本株を1兆5865億円買い越し、週間で過去最高を更新しました。大胆緩和を受けて日本株への関心を高める投資家が多いのです。日本株売買の約6割を占める海外マネーの流入が続けば相場を下支えしそうだと言います。

これで衆議院解散が決まった昨年11月中旬以降の買い越し額の累計は8兆1500億円に達しました。18日の東京株式市場で日経平均株価は下落したが、海外勢の日本株への関心は薄れていないとの見方が多いと言います。

今月に入りバンクオブアメリカ・メリルリンチが実施した機関投資家向け調査で、日本は「今後1年間に最も投資配分を増やしたい」市場で世界のトップになったと言っています。メリルリンチ日本証券のチーフストラテジストは「今後も高水準の資金流入が続く」と見ています。海外勢は日本企業の株主としての存在感も高めていて、売買状況などを基に日本経済新聞が上場企業の3月末時点の外国人持ち株比率を推計したところ28%となり、過去最高だった2007年の27.8%にほぼ並んだことになります。直近では過去最高を更新するペースで推移している模様だと言っています。

同比率は09年に23.5%まで下がったが「安倍政権の政策と日銀の緩和の相乗効果が期待でき、日本株は有望と再評価する声が出てきたそうです。なぜこうした記事を書くのかと言うと、株式番組や雑誌などで「外国人投資家が大幅に売り越したので日経平均が暴落」などと、外国人投資家と株価の相関が語られる事が少なくないからです。実際、月次ベースで外国人が1兆円以上買い越したケースが過去10年間で20回あったそうですが、その月の日経平均は全てプラスだったそうです。そして月間買い越し額が5千億円~1兆円の場合、日経平均は71%の確率で上昇しているそうです。

逆に月間5千億円以上の売り越しだった11回の月では、日経平均は全てマイナスで終わっているそうです。やはり外国人投資家の売買と日経平均には強い相関があり、株価にとても大きな影響を与えている事は間違いないのです。外国人投資家の買い越し・売り越しのデータは、東証のウェブサイトで「投資部門別売買状況」というファイルで確認できます。このデータは、毎週木曜日に前週の分が発表されるので、タイムラグが非常に大きいです。しかし外国人投資家の動向はそう頻繁に変わらず、一旦強気に出ればその後しばらく買い越しが続く(その逆もしかり)傾向が強いので、大いに参考にはなるはずです。

また一日単位の動向については、ロイター社が「外資系証券会社経由の注文状況」というデータを毎日前場が始まる直前に発表しており、このデータを見ればその日の買い越し・売り越し注文の状況が分かります。幾つかのネット証券では、この速報データを朝8時台に配信しているようです。また前場が終わったお昼休みには、ヤフーファイナンスの株式ニュース等で、その日の外国人投資家の動向が発表されることが多いので、それを見るのもよいでしょう。