マックンのメモ日記

気になったニュースや関心事などをピックアップ。
今チワワのプッチという犬を飼っています。
可愛いですよ。

スマホの危うさ、「親子で18の約束」、米国で話題に!

2013-04-10 23:12:33 | ネット、ビジネス、IT
最近では子供にスマホを買い与える親も多いことでしょう。しかし従来の携帯電話とは違い、スマホは小型のパソコンです。人目に付きにくいところで、スマホの持つ危うさを親は理解しているのでしょうか?いくらスマホの時代とは言え、そうした時流に流されず立ち止まって考えることも必要でしょう。

ある中学校で自分の体形に関することを「LINE」内に書かれ、嫌な思いをしていると言う話を教師が耳にしたそうです。早々5,6人ほどのグループの当人と保護者に内容を確認するために、携帯を学校に持ってきてもらったところ全員がスマホだったそうです。この教師が言うに「新規で携帯を買う子で従来型を買う子はおらず、携帯よりもスマホの方が得になっていることもあるようで、生徒の半分弱が携帯を持ち、その大半がスマホだと思う」と言っています。中1~2年生の女子は昔から友人関係のトラブルの多い世代で、従来は手紙に悪口を書いて回すことが多かったのが、LINEなどに素早く簡単に書きこめるスマホが出たことでネットに移り、以前のようなトラブルが増えたそうです。

内閣府の調査では昨年11月時点の調査では、携帯所有者のスマホ率は小学生が7.6%、中学生25.3%、高校生は55.9%となっており1年前に比べると急速に増えています。ちなみに以前は、ゼロ、5.4%、7.2%ですからものすごい勢いで増えていることになります。実感では中1がスマホデビューとなってきていると言います。当然トラブルも多く、いじめはこれまでどおりですが、スマホ特有のトラブルが見られると言います。

具体的には、1、無料アプリをダウンロードすると子供には相応しくない広告が表示される。2、LINEやソーシャルゲームをずっとやり続ける依存に陥る。3、ツウィターで他人に成りすまして書き込む。4、スマホで撮った、人が嫌がる動画を勝手に動画サイトにアップする、などです。特に2の依存は子供の生活に深刻な影響を及ぼし、生徒の学力が低下している現状が報告されています。その原因は学校によると、LINEでのチャットに時間を費やす生徒が増えているからだそうです。

また親の心得としてなぜスマホを持たせたいのか、よく考えるべきだと強調しています。連絡が取れるようにするなら従来型のPHSで十分であり、地震などの天災に備えるなら繋がりやすいPHSが有効だと言います。ただ新規モデルはすべてスマホのため親もスマホについて勉強すべきだと言います。同じ機種なら、わからなければ子供に聞くことで会話のネタになり、子供がどんなふうに使っているかもわかり、安全を守ることに近づけると言います。

フィルタリングも携帯電波用、ウェッブブラウザー用のもの、アプリ用のものなど複雑化しており、親も積極的に学ぶ姿勢が必要だとも言います。また依存を防ぐには、買う前に親子でルールを作り、守れなかったら解約すると伝えること、例えば居間でしか使わないとか、使うのは夜9時までと言うルールを作るとか、寝る時には充電器に置くなどです。そして子供と相談しながらルールを見直すことも提唱しています。子どもの実態から厳しすぎると思ったら少し緩めるなど子供も納得するルールを作ることが大切だと言います。

米国のジャネル・ホフマンさんは、13歳の息子にアイホーンをプレゼントするときに、自作の使用契約書を付けて手渡したそうです。そこには「人を騙したり、バカにしたりすることに使わない」など、スマホを使う心得が18条にわたって書かれていたのです。これをブログで公表すると全米で大反響を呼び、テレビなどで取り上げられたほどです。それが下の「スマホ18条の約束」です。

1、スマホはママからのプレゼント。これから話す約束を守って使うことが条件。
2、パスワードの必要なものは相談し、勝手に使ったり変更しない。
3、スマホだけどこれは携帯、ママやパパからの電話には必ず出て、知っている人も。
4、翌日が学校の時は夜○時まで、週末は夜○時に充電器に戻す。
5、スマホを学校に持って行ってはいけない。友達とはメールではなく会話をする。
6、落として壊したら自分の責任。修理費用は自分で払うこと。
7、人を騙したり、傷付ける会話をしない。トラブルになる言動は絶対にしない。
8、相手に面と向かって言えないことはメールやチャットでも言わない。
9、相手の親のいる時に言えないことは、メールやチャットでも言わない。
10、アダルトサイトはブロックされているのでこっそり見れないかなどと考えないこと。
11、公共の場では電源を切るか、マナーモードにすること。
12、自分や友達の裸の写真を撮ったりと送ったり受け取ったりしないこと。
13、何でもかんでも写真や動画に取ろうとしないこと。記憶の方が長く残る。
14、ときにはスマホを置いて出かけましょう。スマホがないと不安に思うようではダメ。
15、同世代の聴いている音楽だけでなく、クラッシクなど他の曲も聞いてみよう。
16、ゲームばかりではダメ。時々脳トレ系のゲームもお勧め。
17、スマホばかり見ないこと。気になることはすぐ検索ではなく自分で考えてみる。
18、この約束を破ったらスマホを一時預かります。じっくり話し合いましょう。

いかがですか。親子でこうした約束をしてスマホに依存しすぎないように、また他人を中傷・傷付けないよう使い方を教えてあげましょう。