あとだしなしよ

Japanese text only..
落書きブログです。
報道記事の全引用は元記事消去への対応です。m(__)m

勝手にしやがれ

2006年04月17日 | 外国映画
勝手にしやがれ
1959年、仏
監督 ジャン・リュック・ゴダール
出演者 ジャン・ポール・ベルモンド, ジーン・セバーグ, ダニエル・ブーランジェ

広大な畑が見える田舎道で、奪った車で逃走中に突然、車の中で観客に話しかけるシーンが印象的。

海が好きかい?
山が好きかい?
違うって!?
じゃあ、勝手にしやがれ!

って感じのセリフだった。
検閲かなんかでハサミが入っているような気がするが、違うかなあ…銃で人を撃つシーンがことごとくカットされているみたいな…暴力シーンになるとギクシャクする感じがする…それとも意図的なのか‥Jazzが流れると、フランスの石畳もニューヨークみたいな感じがする。絵画好きのセバークの部屋にヌイグルミがあるのが不思議な演出。
ヨタヨタと石畳を逃走して力尽き、仰向けに倒れ、刑事と恋人に囲まれての(彼以外は立って、冷たく主人公を見下ろしている。)ラストのセリフ。

「お前は最低だ…」 

フランス語がわからず、通訳してもらうアメリカ娘。

「最低ってなによ…」

二人でよく交わした唇を指でなぞるサインを交わして完。

主演したのはセシルカットのジーン・セバーグだが、監督はアンナ・カリーナで撮りたかったけどふられたそうです。それも分かる気がする。

Anna Karinaは好きだな…