あとだしなしよ

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横須賀配備へ・原子力空母は安全なのか

2006年04月29日 | 経済・政治・国際
BS きょうの世界 NHKで横須賀に配備されるかもしれない原子力空母の放送を行っていました。以下はその内容です。
『横須賀配備へ・原子力空母は安全なのか』2006年 4月27日(木)

アメリカは軍再編の一環として、2年後、横須賀に初めて原子力空母を配備をする計画だ。こうした中、横須賀の代表団が行ったサンディエゴの原子力空母の視察を同行取材。空母内部の撮影が許された。原子力空母は安全なのか、そして、横須賀にこだわるアメリカの狙いはなにか、米の新空母戦略に迫る。


・横須賀はアメリカがアメリカ以外に唯一空母を配備している基地

・2年後に横須賀に配備予定のニミッツ級の同型原子力空母は、7年前にサンディエゴ湾内で原子炉の緊急停止の事故あり

・サンディエゴの視察団の様子
甲板→指揮室を公開。原子炉はNG。彼らは空母に圧倒されている様子。見学のあとスライドによるプレゼンテーションを聞いたが、原子力の専門家は同行せず、原子力や軍事のシロートの集まりだったよう。

・ファクトシート
原子力空母は加圧水タイプの原子炉。戦闘にも耐えられる4重の防護壁。商業炉の10倍の耐震強度。その他10ページのレポートである。蒲谷市長はこの報告書を評価。だが新しい情報は無いと、ゲストのNPOの方が話した。サンディエゴで原子力空母が配備された時に、既に公開されたものと同様の内容であり、この文書には安全性に関する科学的な情報は殆ど書かれていないとのこと。つまり客観的に安全だと評価できる情報は無い。

・原子力兵器の事故について
同型の空母エンタープライズは停泊中に深刻な放射能漏れを2度起こしている。また、原潜は昨年1月にグアムで"サンフランシスコ"が座礁事故を起こし、死者も出している。このときは原子炉事故は無かったらしい。
また、過去に米軍内で原子炉オペレータの内部告発のTV放送あり。ニミッツで安全点検のデータ捏造したとの告発。

・同型の空母ステニス緊急停止の事故
1999年11月サンデイエゴ湾内で発生。都心から数百メートルの距離。米軍は公表せず。たまたま航行中のボートが無線を傍受して発覚。米国の市民団体が公式文書を入手(5ヶ月かかった)。3次系の冷却水が原子炉にはいらなかった為発生。手動で緊急停止した。メルトダウン(炉心が溶けて暴走する)寸前の事故である。日本側視察団もこれを知っていたが、米軍は安全装置が働いたので事故ではなく、安全上の問題はないと主張している。

「なにかあっても、米軍はなにも教えてくれない」とサンディエゴのアメリカ人の環境団体の女性は語った。「日本も自分達で調べなければならないとならない」とのこと。

米軍の原子炉に対する事故レベルは商業炉と異なり独特のものである。
米海軍の事故レベルは商業炉の規定であるレベル5~7以外は事故と認めていないスリーマイル以上の事故以外は公表しない。こうした面をふまえて安全であると答えている。

原子力事故 出典: 『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2006/04/16 13:10)

7 深刻な事故→ 放射性物質の重大な外部放出:ヨウ素131等価で数万テラベクレル以上の放射性物質の外部放出チェルノブイリ原子力発電所爆発事故(1986年)

6 大事故 → 放射性物質のかなりの外部放出:ヨウ素131等価で数千から数万テラベクレル相当の放射性物質の外部放出

5 事業所外へリスクを伴う事故→放射性物質の限定的な外部放出:ヨウ素131等価で数百から数千テラベクレル相当の放射性物質の外部放出:原子炉の炉心や放射性物質障壁の重大な損傷 スリーマイル島原子力発電所事故(1979年)


アメリカ合衆国をはじめとする他の国家での原潜事故は、各国がその動き自体を第一級の軍事機密としているために、ほとんど明るみにでていない。
原子力事故 フリー百科事典 - goo 辞書


<<参考リンク>>
原子力空母の横須賀母港問題を考える市民の会インターネットでの署名もできます
神奈川新聞の社説:空母安全性で文書
東京新聞:原子力空母の横須賀配備問題
中日新聞:原子力空母は安全かサンディエゴ・リポート


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