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神奈川県の西部にある「小さな町」で暮らす私。
日々の生活の様子、見たこと、感じたこと、思ったことを綴っていきます。

ギャラリートークに参加~♪

2024-04-13 | アート・文化
私の町には、文化勲章を受章されている画家「中川一政」氏の作品だけを展示した、「町立中川一政美術館」があります。
       
        (緑の木々に囲まれた美術館です)

毎月1~2回、学芸員さんによる「ギャラリートーク」があります。
1月半ばから「中川一政が愛した美術品からみる世界」展が行われていますが、来週で終了します。
今週中には観に行きたいと思っていた時に、このギャラリートークがあることを知りましたので、今日の午後、お散歩がてら行ってきました。
       

気持ちの良い晴天~♪  
    

開始時間まで10分ほどありましたので、中庭の見えるロビーで氏の語る「作品への想い」のビデオを見たりして待ちました。
         

2時~、学芸員さんが見えました。昨年12月からこちらの美術館に勤務されるようになった新しい学芸員さんです。

前任の学芸さんの時にギャラリートークには参加したことがありますが、「展示されている絵や陶器の説明」が主でした。
それはそれで、「なるほど~」と思いながら鑑賞はできましたが・・・面白みには欠けました(苦笑)
        

新しい学芸員さんは、「説明」というより、その絵を描かれた時の画伯の想いとか、同じ時代の他の画家や書家、文筆家との交流の様子とか~、多方面からのお話をして下さいました。
(学芸員さんご自身の考え、想いなので・・・と、あくまで個人的なものと強調されていましたが・・・、「中川画伯の絵が好きでたまらない!」という感じを強く受けました(拍手)。

中川氏は、我が家の近くにアトリエがありました。
そこで、17~8年間、福浦港(湯河原町)の風景を描き続けていたようです。
           

でも、福浦港がどんどん開発され面白みが無くなったとかで、箱根・駒ヶ岳を描き始めたのだそうです。
         
97歳で亡くなるまで、精力的に描き続けた画伯。
絵画だけでなく、書や陶芸など、多方面からの学びと多くの人との交流で、「美」を探求してきたそうです。

ビデオの中の中川先生の言葉に「師は自然である」という言葉がありました。
そんな気持ちがあるからこそ、自然豊かなこの町に住むことを選んで下さったんでしょうね。

ギャラリートーク~、とっても楽しい時間でした~♪
K学芸員さん、ありがとうございました~♪
また、機会があれば参加させて下さいね。