「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」
一週間前に、父ロバート(アンソニー・ホプキンス)を亡くし、混乱の精神状態にあるキャサリン(グウィネス・バルトロウ)は、27歳の誕生日を迎えていた。一人でシャンパンをラッパ飲みしながら・・・
天才数学者だった父は、晩年精神を病んでいて、彼女が大学を辞め一人で看病をしてきたのです。
そんな彼女のもとに、父の教え子のハル(ジェイク・ギレンホール)が、ロバート研究を調べるためにやってきました。
もう一人・・・NYで通貨アナリストとしてバリバリ働く姉クレア(ホープ・デイビス)が、葬儀のために戻ってきました。
経済的援助をするだけで、父の面倒を全部自分に任せていた姉に反発し、イタ立つキャサリン。ロバートの追悼式で怒りを爆発させる・・・
天才と讃えながら、狂人となった後は、見て見ぬふりをする父の友人達に皮肉を言うキャサリン・・・そんな彼女を温かく見守るハル。
彼が以前からキャサリンへ淡い恋心を持っていたのです。
キャサリンはハルの気持を受けいれて、久し振りに穏やかな朝を迎えたのですが・・・
姉クレアが「この家を大学へ売るので、いっしょにNYへ行こう」と言い出しました。
再びイラつくキャサリン。
そんな時、ハルがロバートの書斎から「ある定理の証明」が書かれた一冊のノートを発見したのです。
ロバートは狂っていたのではなく、世紀の発見をしていたのか・・・
が、キャサリンは、「それは自分が証明したものだ」と言い張るのです。
自分を疑っているらしいハルと別れ、姉といっしょにNYへ向かうキャサリン。だが、空港で思いとどまる・・・
彼と二人で「その発見の証明をしたい」と、引き返すのです。
彼女の失った精神を取り戻したのは、「愛」であることが証明されたのかな?