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神奈川県の西部にある「小さな町」で暮らす私。
日々の生活の様子、見たこと、感じたこと、思ったことを綴っていきます。

PROOF

2006-01-18 | 映画

「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」

Eiga116_020 一週間前に、父ロバート(アンソニー・ホプキンス)を亡くし、混乱の精神状態にあるキャサリン(グウィネス・バルトロウ)は、27歳の誕生日を迎えていた。一人でシャンパンをラッパ飲みしながら・・・

天才数学者だった父は、晩年精神を病んでいて、彼女が大学をEiga116_022辞め一人で看病をしてきたのです。

そんな彼女のもとに、父の教え子のハル(ジェイク・ギレンホール)が、ロバート研究を調べるためにやってきました。

もう一人・・・NYで通貨アナリストとしてバリバリ働く姉クレア(ホープ・デイビス)が、葬儀のために戻ってきました。

経済的援助をするだけで、父の面倒を全部自分に任せていた姉に反発し、イタ立つキャサリン。ロバートの追悼式で怒りを爆発させる・・・

天才と讃えながら、狂人となった後は、見て見ぬふりをする父の友人達Eiga116_024に皮肉を言うキャサリン・・・そんな彼女を温かく見守るハル。

彼が以前からキャサリンへ淡い恋心を持っていたのです。

キャサリンはハルの気持を受けいれて、久し振りに穏やかな朝を迎えたのですが・・・

姉クレアが「この家を大学へ売るので、いっしょにNYへ行こう」と言い出しました。

再びイラつくキャサリン。

そんな時、ハルがロバートの書斎から「ある定理の証明」が書かれた一冊のノートを発見したのです。

ロバートは狂っていたのではなく、世紀の発見をしていたのか・・・

が、キャサリンは、「それは自分が証明したものだ」と言い張るのです。

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自分を疑っているらしいハルと別れ、姉といっしょにNYへ向かうキャサリン。だが、空港で思いとどまる・・・

彼と二人で「その発見の証明をしたい」と、引き返すのです。

彼女の失った精神を取り戻したのは、「愛」であることが証明されたのかな?


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2006-01-18 | インポート
「天才数学者の父を看取り、抜け殻のようになったヒロインの魂が、愛により蘇える物語・・・」みたいな宣伝に魅かれて観てきました。

「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」・・・

「グウィネス・バルトロウ」と「アンソニー・ホプキンス」の演技にはうなるけど・・・全体には「映画化」は成功してない?・・・って、感じでした。

マンハッタン、ブロードウエイ、ロンドン、日本の舞台でピュリッツア賞受賞、アメリカ演劇界のトニー賞で、作品・演出・主演女優賞を受賞したという、最高に質の高い作品だというのに、ちょっと残念。

ストーリー前半に「懐古シーン」と「現実」が交差する場面が多く、「???」って思いながら観ていると、ようやく繋がる・・・という、理解に時間のかかる作り方に問題があるのかな?(苦笑)

でもでも~~、
本当は、すごい美人の「グウィネス・バルトロウ」が、無造作な髪に化粧っけなし(ゴクゴク薄いメークだと思うけど・・・)、かまわない衣裳で、田舎町の堅物女性を上手に演じているし、姉役である「ホープ・デイビス」のNYでバリバリ働く「キャリアウーマン」の颯爽とした姿と、とても対照的に映っていてすごい!

私には、姉の着ていた「コート」の色の、落ちついた「ピンク」が、とっても印象的でした・・・あれ欲しい~~~(苦笑)。

(Blog=loveで、ネタバレストーリーをUPします)。