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神奈川県の西部にある「小さな町」で暮らす私。
日々の生活の様子、見たこと、感じたこと、思ったことを綴っていきます。

プライドと偏見

2006-01-16 | 映画

「PRIDE & PREJUDICE」

イギリスの女流作家・ジェーン・オースティンの有名小説「高慢と偏見」を映画化したものです。日本語表題「プライドと偏見」を観てきました。

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←なんといっても、主演の「キーラ・ナイトレー」の黒くて大きな瞳が印象的!

そして・・・ロケ地のイギリス・スタンフォードの古い美しい町並み、16~18世紀に建てられたという館やその内部の装飾、国立公園になっている庭・・等々の、しっとりとした景色が、すばらしい!

Eiga116_011 18世紀のイギリス。田舎町に住むベネット家は5人姉妹の賑やかな声であふれています。

この頃、女性には財産の相続権が認められていなかったため、もしも彼女達の父親が亡くなると、遠縁の男子に相続をされてしまう。・・・そのためにも、姉妹に早く「裕福な結婚相手」を探さねばとあせるベネット夫人(ブレンダ・ブレッシン)。

ある日、近くに独身の富豪・ミスター・ビングリー(サイモン・ウッズ)が越してきました。

夫人は早速に五人姉妹を連れてご挨拶に~~(笑)。

ビングリーは美しい長女・ジェーン(ロザムンド・パイク)に恋をする。

次女・エリザベス(キーラ・ナイトレー)は、読書好きで、自分の意見をはっきりいう聡明な女性。彼女に関心を持ったのは、ビングリーの親友・ダーシー(マシュー・マクファディン)だが、エリザベスには、彼のプライドの高さや、ニコリともしない態度が鼻につき嫌悪感さえ抱く。

ジェーンとビングリーの恋も順調にすすんでいる日々、町にやってきた将校・ウィッカム(ルパーチョ・フレンド)がちょっと気になるエリザベスでもあったのです。

そんな折、ベネット家の財産相続人に当る遠縁のコリンズ・(トム・ホランダー)がベネット家にやってきて、「エリザベスと結婚し、他の姉妹の、面倒もみる」と申し出た・・・が、エリザベスは「愛のない結婚はしない!」と断る。

順調に見えたジェーンとビングリーの恋が破局。突然、理由も告げずにロンドンヘ帰ってしまったビングリーとダーシー。ジェーンの嘆きは大きかったし、なぜかエリザベスもダーシ-のことが気になってしかたがない。

しばらくしてエリザベスは、コリンズ夫人となっていた親友シャーロットを訪ねる。

コリンズは、後見人のキャサリン夫人(ジュディ・デンチ)宅にエリザベスと伴う、そこでダーシーと再会した彼女は「ビングリーの恋は、身分違いも恋だった」と説明する。

「淑女としてのたしなみのなさ、家族の品のなさ」をせめられたエリザベスは怒り狂う!

この時代、上流階級には形式ばった挨拶やお作法が、どんなに大事であったかが分かります。

が・・・ダーシーはエリザベスに「愛している」と告げる・・・「あなたは一番結婚したくない人です!」と答えるエリザベス・・・去るダーシー。

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5人姉妹の末っ子・15歳のリディア(ジェナ・マローン)が、女たらしでうそつきの将校・ウイッカムと駆け落ちしたことを知ったダーシーは、彼らを探し出し、黙って借金も肩代わりして影からベネット家を助けるのです。

そして・・・ジェーンをあきらめきらない親友のビングリーと再びベネット家を訪ねます。

お互いの気持を確かめ合ったジェーンとビングリー・・・

男性がかたひざついての「プロポーズ」のシーン~~ステキでした!思わず涙がでました(苦笑)。

プライドの下に隠されたダーシーの優しさを知ったエリザベスも彼の気持ちを受け入れることに~~♪

朝日が輝く庭での「キスシーン」・・しっとりとした美しい光景でした~~♪

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「ミスター・ビングリー」「ミスター・ダーシー」「ミスター・ウィッカム」

3人の男性・・・皆私の好みでありませんでした・・・(苦笑)。


PRIDE & PREJUDICE

2006-01-16 | インポート
今、観たい映画が何本も公開中で困っています(苦笑)。

「スタンドアップ」・・・一番観たい!
「プライドと偏見」・・・18世紀のイギリスを背景にした映画なので、古い美しい田舎町の風景が観たい!
「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」・・・恋に落ちたシェークスピアの監督・女優コンビの息のあったところを観たい!

それと・・・日本映画はあまり観ないんですが・・・次の三本は観てもいいかなぁ?って思ってます。

「男たちの大和/YAMATO」・・・戦争の悲惨さを伝える映画は、やっぱり観ておくべきかなと・・・
「ALWAYS 三丁目の夕日」・・・昔なつかしい風景に出会えそう・・・。
「THE 有頂天 ホテル」・・・なぜか、脚本家の三谷さんが、今年になってあちこちのTV番組に出て宣伝をたくさんしてますので・・(苦笑)。

こんなわけで、どれから観ようかしら・・と悩んだすえ(笑)、上映時間の都合で「プライドと偏見」を観てきました~~♪

主演の「キーラ・ナイトレー」の大きな黒い瞳が、とても印象的でした~~♪
そして、そして~~~
案の定~~~ロケ地のイギリス・スタンフォードの町並や、国立公園、古い館・・・
全体に霧のかかったような落ち着いた映像で、しっとりした美しさを感じさせてくれました~~♪

ネタバレストリーは、Blogでしますが・・・(苦笑)。

18世紀のイギリスは女性に相続権のない時代。結婚が生きるための条件として不可欠という背景の中で、恋をし、恋にあこがれる「ベネット家の五人姉妹」・・・身分の違いからくる「プライド」と「偏見」を乗り越えていくせつない物語です。

キーラ・ナイトレー演じる二女・エリザベスの持つ「プライド」・・・「愛のない結婚はしない」という彼女の言葉がステキでした。

美しく内気な長女・ジェーン(ロザムンド・パイク)に、恋をし、一度はあきらめた、富豪の好青年・ミスター・ベングリー(サイモン・ウッズ)が、「プロポーズ」する場面・・・
彼がひざまずき、彼女に手をさしのべるシーン・・・なぜか、涙が出ました・・・
正統派のジェスチャーがとっても印象に残っています。

「Please do me the honour of accepting my hand」
(私の手を受けてくださる名誉を私に与えてください)
という言葉が、当時のプロポーズの定番の言葉だそうです~~(翻訳家の戸田奈津子さんが話してました)

15歳という若さで無鉄砲にも「駆け落ち」をする一番下の妹リディア(ジェナ・マローン)。

陽気で無邪気なキティ(キャリー・マリガン)と、容姿にコンプレックスを持つメアリー(タルラ・ライリー)。
この二人は、あまり目だったシーンはなし(笑)。

この映画の男優陣・・・私の好みは一人もいなかったのが残念!(爆笑)