2007年1月
青山表参道、２４６と交わる辺りの
銀行前に
戦争追悼碑が建ちました。
第二次大戦
終戦の年
５月に襲われた
山の手大空襲の時に
非業の死を遂げられた方達の
追悼碑です。
追悼碑が建てられた時に寄せられた
空襲体験記で
「表参道が燃えた日」という
本が発行されました。
この本は
本屋さんでは取扱いがないのですが
私はラジオで知り
丸善で問い合わせました所
送ってくださる先を
教えていただきました。
私はちょうど
その大空襲のあった辺りで
終戦後
幼少期から高校生位まで育ちました。
毎年
終戦記念日には
表参道入口に立つ
灯篭の辺りに
供養台が置かれ
義母と
お線香をあげに行ったものです。
その灯篭の台石には
焼夷弾で削られた後が
生々しく残っているのです。
そして
青山墓地へ逃げ延びた
義母である伯母や
長姉から
空襲の話をよく聞いたものです。
まったく
その話と
この本に出てくるお話しとが
一致して
読んでいると
自分の身内が
実際に体験してきたという事が
不思議な気さえしてしまいます。
地理的にも
良く分かった場所ですので
建物の名前が出てきても
すぐに
あの辺
と想像がつきます。
私が卒業した
青南小学校は
鉄筋の建物でしたので
外観
残ったようです。
その屋上で
終戦後に雨露を凌いで
暮らした方もおられたとか。
自分が遊びまわっていた
屋上で
辛い生活をしておられた方がいらした等とは
露知らず
天真爛漫に毎日走り回っていた
私でした。
東京大空襲は
本が沢山出ていたり
語り尽くされたりしていますが
山の手大空襲は
案外知られていない様です。
この本を読んで
いかに
この空襲が凄まじかったかが
しっかりと
感じ取られました。
記 ：
「表参道が燃えた日」
連絡先 編集委員会
電話 ： 03-3409-0371
〒107-0062 東京都港区南青山5-1-25 北村ビル
