ピアノ
2013-11-21 | 日記
朝日新聞11月17日
Globeより
「ピアノは鳴り続ける」
の中で
「ピアノが何故黒いのか」
という記事がありました。
ほんとだわ!
確かに中世の
お金持ちのお宅のピアノなんかは
確かエレガントな絵を描いた物なんかもあって
美術館の絵なんかで見かけるけど
最近は黒が主流。
なんで??
19世紀前半までは
美しい木目調が主流。
18世紀の物では
上蓋や側板が
天使や植物の絵で
カラフルに彩られていた。
ピアノは良き趣味や教養をアッピールするという
要素が強かった。
その後
ベートーヴェンが
32曲のピアノソナタを作曲し
ピアノの進化の歴史を遂げさせる。
それまでのピアノでは
出せない音域表現をイメージして書いたもので
これがメーカーを刺激したのだという。
この時点で
ピアノは装飾品ではなく
機能重視と変わっていく。
1929年世界恐慌の影響を受け
綺麗な木目の木材が不足
必然的に
黒く塗りつぶした物が増えたのでは・・・
とスタインウェイ・ジャパンの
初代社長
鈴木達也氏の弁。
又
コンサートホールで
ピアニストやオーケストラ奏者の
礼服と同じ黒い色が好まれる様になってきた
とも言われている
そうです。
何気なく見ていた
ピアノの黒い色に
こんなにも
歴史があったとは
思いもしませんでした。