loisirs

日々、小さな楽しみを見つけて・・・

大地の芸術祭 9/9午後

2012-09-14 | アート

ミオンなかさとに着いて

まずはお昼です。

家庭のお味という感じの

このお弁当。

なかなかでした!

気負いすぎない

このお味が

身体に優しい気がします。

 

お土産コーナーには

こんなにいろいろな種類の

お野菜も並んでいます。

車なら

いっぱい買ってしまうのに~・・・

2番目のオレンジ色の南瓜みたいなのは

お漬物にすると良い

と書いてあった様な・・・・

 

そしてトイレ。

お食事の後に

即刻トイレというのも何ですが・・・・

作品なんです。

この戸外トイレ。

 

 

炎天下の下

流石に暑そうで

私は遠慮し

ミオン中里内の

冷房の効いた所を利用させていただきました。

手前の曇りガラスの部分が個室なのですが

昼間と夜

廻りの明かりに寄って

中のイメージが変わるそうです。

旅籠の燈籠を思わせるランドマークなのだそうです。

赤というところが洒落ていますね。

 

河川敷の真ん中に立つ高さ19mの塔

スペイン ジャウマ・プレンサさんの作品

鳥達の家

私はこれは初回トリエンナーレ2000年の時

観ましたが、案外気に入っておりますので

再会できて嬉しく思いました。

太陽の光を反射して輝く。

この地のシンボルとなっているそうです。

シンプルでいて存在感があり優しい作品です。

目を川の方に移すと

こんな空間があります。

2000年のトリエンナーレも暑い日で

一緒に行った娘は

膝まで川に浸かって

「ああ!気持ち良い」

と大喜びでした。

 

少し高台に移動して

「たくさんの失われた窓のために」を観ます。

内海昭子さん作

 なんの変哲もない

木枠とカーテンなのですが

正面に設置された階段を上がって眺めてみます。

それはそれは

美しい窓からの景色なのです。

しかも

カーテンが風に揺れて

爽やかな風景となり

そこには

優しく懐かしい景色が広がります。

 

窓からの景色とは正反対に

鉄という

固いイメージの作品を観に行きます。

「ポチョムキン」

フィンランド

カサグランデ&リンターラ建築事務所

窓の作品が

心や感覚に訴える作品であるならば

このポチョムキンは哲学のような

いろいろ頭で考えさせられる作品です。

ポチョムキンは革命の出発点だと考えられるそうです。

このポチョムキンを

田んぼと川の間に設置することで

神社へのまっすぐな軸を持った

文化的なゴミ捨て場と考える様です。

 

 

 

ちょっとキラキラした白い石が敷き詰めてあります。

 

 

 タイヤブランコに揺られて

哲学を極める?

 

哲学で疲れた頭を

可愛いカササギの家で癒しましょう。

「かささぎたちの家」

キム・クーハンさん作

砂・木・火を基本材料として作られた陶の家です。

驚きは

この家まるごと1か月焼いたのだそうです。

どれだけのお窯があれば

こんなに大きなものが焼けるのでしょう。

作家がこの地で感銘を受けた景色の数々

森羅万象の物語が描きこまれています。

玄関前の橋

手前の亀さん

ひっくりかえっています。

家の中は中国風

 

 

 そして東アジア芸術村センターへ。

「ドラゴンの迎える場」

竜のいる屋内で

料理研究家坂田亜希子プロデュースによるカフェ。

アジア食がふるまわれる。

 

外には

「時を超える旅」

グァン・ファイビン作

集落の自然を写しながら

来訪者と対話する。

 

 

 

 

私が楽しみにしていた作品はこれです。

「津南のためのインスタレーションーーつながりーー」

外からみれば

なんともつまらない四角い建物。

中には

雪に覆われる越後妻有ならではの

光と陰

Tシャツランプシェード

 

これは何かと言いますと・・・・

ハンガー。

 

2階へ上がると

うぉわぉーお!

これはなんだ!!

天井から降ってくるようなものは

(吊り下げられている)

真っ白なアクリル繊維。

その中にやはりハンガーが掛けられています。

窓からは

やはり懐かしい越後の風景。

1階は雪に覆われて暗い時を過ごす半年

2階に上がると明るい空間が広がり

全身に夏の光が降り注ぎます。

 

近くの建具作品を見て

いよいよツアーの最後

十日町駅近くのキナーレに向かいます。

 

 

土日の今日は

この建具を利用して

お店も出ています。

私はここで

山葡萄と塩麹のお羊羹を買いました。

作品をまたいだり、くぐったりして

いろいろ感じてみる

体験作品です。

この作品

芸術祭が終わったら

一枚一枚

元通りにはがして

それぞれの持ち主に返すのだそうです。

それにしても

いろいろな建具があるものです。

最近では

透明なガラスが主流ですが

昔は

花柄であったり、細かいぼつぼつがあったり

のガラスをはめた建具が

そういえばありましたねえ。

 

後は

残り、キナーレだけとなりました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする