loisirs

日々、小さな楽しみを見つけて・・・

読書

2012-09-04 | 

子供の頃見た入道雲は

私の頭の中にある本当の記憶なのか

大人になって造られた記憶なのか

定かではありません。

子供の頃はそれほど意識もせずに

見ていた様な気もするからです。

それにしても

今年の様に

沢山の

積乱雲を見かけた年は

久々の様な気もします。

昨日も

見事な雲でした。

 

昨日は又用あって

恵比寿まで行き

ちょうど

昼食時にぶつかったのですが

あまりお腹はすいていない。

でも

私は時間、時間に食事を取らないと

調子悪くなる質で

軽~くお腹に入れておきたいわ。

お店をあちこち覗いたのですが

手頃なお店が見つかりません。

カフェで何か・・・

と思い

地下1階の宮越屋珈琲さんに

入りました。

頼んだのは

何のことはない

トーストとお紅茶

でも

店内の雰囲気が結構気に入りました。

静かな落ち着いた感じ。

そして

何が気に入ったかって

テーブルと椅子の高さです。

本を読むのに

まことにもって都合が良いのです。

こういう高さは

結構

ありそうで無いのです。

ただ今

司馬遼太郎さんの

愛蘭土紀行。

 

最近読み終わった本は

本屋大賞第1位

三浦しをんさんの

「舟を編む」

村上加住子さんの

「パリ猫銀次、東京へいく」

の2冊。

 

「パリ猫・・・・・」は

作者がパリの市場で見つけて以来

17年もの長きに渡って

同居することになった

やんちゃで

小心者の猫の事を

書いた本です。

猫キチの私の事

猫をたんのうしたのも勿論ですが

仄かに

パリの香りも楽しむことができました。

 

もう1冊の

「舟を編む」

は☆5つ

とても面白い本でした。

「大渡海」と名づけた

国語辞典を作るお話しです。

実際

日本語に少~し携わっている私も

AとB

殆ど同じ様な意味なんだけど・・・・

でも、何かニュアンスが違う

という日本語には度々出くわし

当惑することもあります。

何気なく見ていた

国語辞典が

これほどの拘りと

苦労の末にできあがるなんて

あまり考えたこともありませんでした。

homurとhumanityに富んだ

味のある1冊でした。

そして

この2冊

それぞれ

いろいろな思惑はあっても

決して汚い気持ちを持った登場人物がいないのです。

それも、素敵な事でした。

心穏やかに読む本というのは

とても気持ちが良く

後味の良いものです。

 

コメント
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