朝日新聞Globe から。
自画自賛を好まないこの国で
ロンドンの17日間は大成功に終えた
と思っている。
ただし
忘れてならないのは
7年前のオリンピック開催決定通知が届いた翌日の
7月7日
朗報でもちきりの交通機関でテロリストが自爆した。
そして
52名の命が奪われた。
そのことで
地元開催を祝福する機会を奪われ
その後もテロの恐怖
金融危機
建設費増大
等に脅かされ
オリンピックの成功を疑う7年を
過ごしてきたと言う。
結果は
1908年以来の最多金メダル獲得
開会式の演出
ボランティア活動
これらも
世界から賞賛を浴びせられた。
ロンドンオリンピックは大成功に終えた。
でも
聖火が消えた後も
社会不和の種火がくすぶっていて
連立政権も迷走
ロンドン暴動は昨年のことであるし・・・・
逆に
こういう国だからこそ
多幸感が必要なのかもしれず
それを
この胸に抱きしめたかったのかもしれない。
以上
英国暮らし20年を超える
翻訳家の
Satoshi Sonobe さんの
英タイムズ紙
’17 days later '
見出しを読み解く
より。
日本のオリンピック招致と考え合わせて
ちょっと
気を引いた記事でした。