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loisirs

日々、小さな楽しみを見つけて・・・

本「太陽のパスタ、豆のスープ」

2020-05-26 | 

「太陽のパスタ、豆のスープ」   宮下奈都 著

ある日突然

式場も予約した婚約者から

婚約破棄を言い渡される明日羽。

現実をみることのできなくなっている明日羽に

叔母であるロッカが

明日へのリストを書きだす事を提案します。

やりたい事、楽しそうな事、欲しい物等

明日羽は自分のリストの中の

‟鍋を買う”‟毎日鍋を使う”

それを始めとして

リストに書き挙げた事を

一つ一つ実行していく事に寄って

今まで人任せだった自分の人生で

何が大切なのか見極めていく。

という話ですが

なんとなくさらさらと読むにはいいのですが

私はイマイチ心に響くものが

ありませんでした。

ちょっと

今風なストーリーの様な気がしたせいかもしれません。

やはり婆なんですな(^^);

 

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本「クスノキの番人」

2020-05-26 | 

「クスノキの番人」  東野圭吾 著

不当解雇されその腹いせに

解雇された会社に忍び込み盗みを働こうとして失敗し

逮捕された玲斗。

突然現れた弁護人から

弁護を依頼してきた人物のいう事をきけば釈放される様にしてくれる

という話をされます。

依頼人とは

彼が付き合いのなかった叔母で

彼女が管理しているクスノキの番人をすることでした

その木は

祈念すると願いが叶うという木で

そこにやって来る人々との触れ合いや出来事で

ストーリーが進んでいきます。

昔、結構東野圭吾さんの本は読んだのですが

久しぶりに手に取った本でした。

やはり彼の拘りのあるストーリーでした。

因みにこの方

本は本屋さんに行って買う物

という拘りがあって

本屋さんをサポートしているそうです。

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本 「言の葉は残りて」

2020-05-07 | 

「言の葉は残りて」  佐藤雫 著

13歳の将軍源実朝に嫁ぐ摂関家の姫信子

まだまだ幼い二人は

お互い惹かれるものを感じます。

そして信子に教えられた和歌の素晴らしさに

実朝は目覚めることとなります。

彼は自分の父源頼朝の歌を目にした時

父、頼朝は武芸で世の中を治めたけれど

自分は言の葉で世を治めようと心に誓うのでした

元々実朝は武芸は不得手

身体も丈夫という感じではなく

穏やかな将軍でした

その分文芸には秀でていたと言えます。

おっとりとした信子と実朝

二人は信じあい愛し合っている中

一方では

二人の周りで渦巻く多くの出来事が起きます

謀反という罪に陥れられて殺される源氏の御家人

実朝を愛する人々、実朝が愛する人々が

様々な出来事に巻き込まれる。

実朝もそんな中で

将軍になったが為に

短い命

28歳という若さで

死に巡り合うこととなります。

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本 「ぼくはイエローで、ホワイトで、ちょっとブルー」

2020-05-05 | 

「ぼくはイエローで、ホワイトで、ちょっとブルー」 ブレディ・みかこ 著

読書会をしている友人からお借りした本

なんとなくこの色彩の言っている意味は

読む前から掴めました。

白人(アイルランド人)の父と日本人の母を持つ彼。

彼は作者の息子さんです

作者は長い事英国に住んでおられる方で

息子さんを小学校は

ご自分の家庭の宗教の関係から

一流の公立カトリックの学校に通わせていましたが

さて、中学入学に際して

どこの学校を選ぶか

見に行くことにします。

 

一つはそのままカトリックの学校を選ぶか

もう一つの選択

元底辺中学校と呼ばれる

問題児を抱えていた学校

この学校のランキングが上がってきているということに

ちょっと興味を感じて

見学にいってみます

何故か

エリートのカトリック中学より

この元底辺中学校の方に惹かれるものを感じ

息子さんも興味を示したところから

この学校に通うことになります。

 

その学校での友達の色々な問題

人種差別であったり

貧困家庭の生活であったり。

彼女の息子さんは

事あるごとに

なんとかうまくそれらを通り過ぎて行き、

子供ながらに

色々な社会に対する彼なりの

判断、考えを持って

成長していくのです。

 

イギリスという国は

最近ではかなり改善されたものの

人種に関しては

かなりシビアな国だと私は認識していますが

そんな中で

半分イエローの彼が

切り開いていく英断は

大人顔負けのところも垣間見られます

 

古い古い話になりますが

私の兄が現役の頃

イギリス勤務になって住まっていた頃は

まだまだ差別がかなりあって

レストランなんかでも

インド人の方達なんかは

お店の表サイドに出る仕事には付けない

と話していました。

又、娘のお友達が

お父上の仕事で南アフリカ赴任になった時

一旦はご両親と共に行ったのですが

間もなく彼女だけ戻ってきました。

どうしたのかと聞きましたら

南アフリカではまだ日本人は

白人の学校に入れないとの事

日本に帰ってお父上の会社の

子息寮に一人で入ったとのことでした。

これらの話は大分以前の事です。

 

人種差別と言う言葉自体

今は禁句になっておりますが

表面はそうであっても

見えないところでは

まだまだ世界各国で

根強く残っている問題だと思います。

日本人は単一民族で

かなり分かり易い人種ではありましたが

昨今

国際結婚が急激に増えて

ある意味

世界に開けた良い方向に向いている気はしますが

これからの世の中は

多少複雑になることも

まま あるかもしれないという気もしています。

 

政治の世界を考えると

それなりに難しい問題もあるのでしょうが

そして

個人的にも

あの人と私はどうも合わないということがあったとしても

世界の人が

なんの蟠りもなく

仲良く暮らしていける世の中になったらいいなあ・・・

と思ってしまいます。

 

最後にこの本は人種差別が主題の本ではありません。

一部そういう話もあったことから

ちょっと横道にずれてしまいました。

 

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本 サンタのおばさん

2020-05-03 | 

「サンタのおばさん」 東野圭吾 著  杉田比呂美 画

小ぶりの66頁ほどの絵本です。

東野圭吾さんの絵本は初めてです。

あのミステリーを書く方からは

ちょっと想像できませんでしたが

なにやらあの方

拘りがある様です

e book が随分出回る様になった昨今

本屋さんに拘っておられるという話をどこかで見ました

紙の本拘りなのですね。

そして本は本屋さんで

ということもなのでしょうか。

私も

時々e book で済ますこともありますが

基本paper bookです。

旅行に行く時とか

ちょっと乗り物の中で

どこか外で時間が半端になった時

こんな時にはe book は便利と思います。

 

話がずれてしまいましたが

このお話は

サンタ協会の会議での

各国から集まったサンタさん達の

人種差別

父性母性

サンタさんの外見イメージの問題

話し合いの風景です

そして最後に

サンタさんの結婚は認められるか

これについては

臨時会議で承認されることとなり

素敵な the end

ということになります。

 

閉ざされた今この時

ちょっと

温かい気持ちが

私の心の中で

ゆっくり

ブランコの様に揺れておりました

 

 

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本 「熱源」

2020-04-27 | 

熱源  越宗一 著

明治維新後の樺太のお話しです。

極寒の樺太に生まれたアイヌ人のヤヨマネワフ

リトアニアに生まれたブロ二スワフ‣ピウスツキ。

この二人は相共通する人物なのです

ヤヨマネクフは

開拓使達によって故郷樺太を奪われ

移住を強制されて北海道に。

ブロ二スワフは

ロシアの同化政策によって

母国語であるポルトガル語を話す事を禁じられる。

更に

皇帝暗殺計画に巻き込まれ、

樺太に囚人として送られる事になる。

この二人は

故郷を追われ文明を強要される立場にあります。

樺太で

二人は出会うこととなり

其々

時代の様々な困難に突き当り乗り越えて行く。

 

元はと言えば

金田一京助氏の

「アイヌ物語」の

山口安之助(ヤヨマネワフ)の人生を描いたものです。

金田一京助や

石川啄木

大隈重信

二葉亭四迷等歴史上の人物が次々登場。

これらの人々が

南極探検隊として関わる話まで飛び出してくる。

偶然にも

今この時

ヤヨマネワフが

天然痘やコレラの流行で妻や友人を失う話もあり

非常にタイムリーな話ともなります。

162回直木賞を受賞された本です。

私は

どうも賞を受賞された方の本は

得てして苦手なのですが

これは夢中になって読んでしまった作品でした。

 

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本 生きるぼくら

2020-03-25 | 

「生きるぼくら」   原田 マハ 著

ひきこもりだった青年が

ある日突然の母の家出(?)で

頼りに思っていた祖母を訪ね

そこで祖母の為に取り組むことになったお米作りを通して

食べる事、家族等、基本的な大切さを学んでいくお話しです。

素朴な田舎生活と農業

そういうものから病んだ気持ちが癒され

正常な生活を営む事の素晴らしさを知る。

考えてみれば良くあるストーリーパターンかとも思いますが

あの美術の話に長けた原田マハさんならではの

心に響くものがあります。

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本 もののふの国

2020-03-20 | 

「もののふの国」  天野 純希 著

源平時代から幕末までの其々の時代の人。

もののふ達のことを描いた本です。

海の者、山の者が

常にお互い存在していて

それらが微妙に見え隠れする。

それぞれの人物は

勿論名前は良く知っている人物ではありましたが

いっぱいいっぱい知らない面を知ることの出来る面白い本でした。

こういう螺旋プロジェクトというのは

私は恥ずかしながら今回初めてでした。

登場人物が多くて

頭の中を整理するのが大変でしたが

反対に考えてみると

登場人物が多かったからこそ面白かったとも言えます。

海族と山族との

根本的なたがい方というところにも

大変興味の湧くところでした。

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本 「グッドバイ」

2020-03-17 | 

「グッドバイ」  朝井 まかて 著

菜種油を扱う大浦屋

店が火事で焼け落ち父は家を出て行ってしまう

そんな中

娘希以は後を継ぎ

独りでこの店を支えていく事を決心する

昔からの古いしきたりを大事にする番頭の弥右衛門が

良い顔をしないのをよそに

希以はその時期

世を騒がせている黒船に目を付ける

 

たまたま通詞の品川藤十郎

オランダ人の船乗りテキストル

と知り合い

日本の茶葉を外国に売り込むという情報を得て

経営が落ち込んだ油商は弥右衛門に任せ

自分は茶葉売り込みに奔放する

 

イギリス人オルトとも知り合いになり

段々世界を相手に

商売を大きく育てていく

 

とは言っても

あらゆるイバラの道

それらを一つ一つ乗り越えていく

 

この話の中には

その時代の

坂本龍馬 大隈重信 岩崎弥太郎

その他多くの人物が登場しますが

私の抱いてきたイメージとは

其々が異なっていて

知らない人物像という面を発見するのも

面白い理由になっています。

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本 生き物の死にざま

2020-03-16 | 

「生き物の死にざま」  稲垣 栄洋 著

農学博士(専門は雑草生態学)の稲垣先生が

小さなものはプランクトンの遺骸マリンスノーから

大きなものは象までの

29節に渡って

其々の生きざまを書いた本です

 

興味あることが書かれているばかりでなく

とても人間味のある文章で綴られており

心穏やかに

其々の生き物達への親しみも感じながら読むことができました

 

必ず上を向いて死ぬ蝉

硬直すると脚が縮まり関節が曲がる

その為地面に身体を支えることが出来なくなりひっくり返ってしまう

仰向けになりながら死を待つ蝉は

いったい何を思うのだろうか・・・

 

ハサミムシは肉食で

孵化したばかりの幼虫は獲物が獲れない

子供達はすぐ側にいる母親の体を食べ始める

母親は逃げずに

子供達を慈しむかのように

腹のやわらかい部分を差し出す

 

カゲロウは1日の命

成虫になった時には既に

餌を食べる為の口は退化している

長生きすれば子孫を残す前に

天敵に食べられてしまうかもしれない

死んでしまうリスクの前に子孫を残す事に集中する

 

1匹の蜜蜂が働き詰めに働いて

やっとスプーン1杯の蜂蜜を集める

(これは我々が1口で簡単に食べてしまう分量)

働きバチと揶揄された日本のサラリーマン達

生涯収入は平均2億5000万円と言われる

ところが

札束にすれば

大きなボストンバッグに入れて

持ち運び出来る量だ

我々も

蜜蜂の集めたスプーン1杯の蜂蜜を

笑う事は出来ない

 

等々

私達が日常慣れ親しんだ生き物から

アンテキヌス・マリンスノー・ハダカデバネズミ

なんて

知らなかった生き物が登場するかと思えば

イヌ・ニワトリ

などと我々が生活を共にする生き物まで

本当に幅広く書かれています。

 

これを読んでいて

ふと思い出した

テレビで見た番組があります

蛙の子孫残し

蛙は水辺で卵を産みますが

産む場所への移動途中

急流にさしかかり

ペアの二人は

しっかと身体を共にしています。

動物は往々にしてそうなのですが

蛙も漏れなく雄が雌の背中に負んぶされています。

さていよいよ

滝を下ることになります。

なんと

背中の雄は下になってクッションの役を担うのです

なんと優しい・・・

かどうかはわかりませんが

生き物の生に関する事項は

近々多い人間の虐待の話などとは程遠い

慈愛に溢れたことが多く感じられます。

生き物が動物が意識してのことではないのでしょうが。

 

人間ももう少し本能で生きた方が良いのかもしれません

(この1行、異論が湧きでそうな予感)

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