「山猫クー」 川口 晴 著
小さな山猫を拾ってしまい
同居する美羽
と
美羽と幼い時バンコクで友達だった航一
そして美羽の姉の羽海
この三人と1匹がお話しの主軸となります。
お話しはぴょんぴょんと跳んで
ちょっとSF的な構成
(SFを理解していない私がこう言うとSF好きな方には違うと言われそう)
これに
動物園黒豹脱走事件なんかも絡んできますが
結局は
男女三人の微妙な流れがストーリーとなるでしょうか。
私は
動物は基本、野生のモノが好きで
過保護に動物を飼うのはあまり好きではありません。
が
このお話しは
小さい時に野生種という事に気付かずして拾ってしまって飼い始めたのですから
そして
人間とのコミュニケーションを描いた本ですから
結構楽しく読みました。
ストーリーは
流石現実離れした主人公美羽の話ですから
転回もかなり現実離れしたものの様に思えます。
でも
お話しとして読めば
勿論クーは限りなく可愛いし
美羽の猫に対する愛情もOK
イリオモテヤマネコに憧れるワタクシと致しましては
羨ましい話ではありました。