【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

内と外の香り空間

2015-06-21 23:51:08 | ハーブと香り雑学












 樅の梢の上の北の空は
琥珀色と薄緑色をしていた。
空気は涼しかった。
(中略)
「時々夕方になると、
この庭に幻影のような不思議な匂いが
漂って来ますね」 と、オーエンが言った。                    
                 【「アンの青春」 第25章】









   起床時こそ雨が降っていましたが、
  その後、晴れました。

   昨日までの、どうしようもない肌寒さは解消。
  ただ、夕立後、再び空気は涼しくなりました。

   寒かったり暑かったり。
  太陽は顔を出しているのに、ザ~ッと来たり。

   尤も、こんな不安定な天候を含めて、
  梅雨という事なのでしょうけれど。






   





   さて、目まぐるしく
  変化する6月の庭。

   かつてこれほど
  この季節の庭を
  意識した事が
  あったでしょうか。

   一雨ごとに
  植物は元気になり、
  ハッとするほど
  瑞々しさを増して
  います。

   緑がこんなに
  鮮やかだったなんて。

   そしてどこから
  ともなく漂う香り。

   それは、ひと頃に
  比べれば、ゆうに
  倍以上も増えた、
  ローズゼラニウムや
  ローズマリー等など・・。

   ハーブのお陰に他なりません。
  薔薇も再び蕾を付けて。

   ~なんて、ここまでは屋外の自然の香り。
  屋内では、久し振りにお香を焚きました。

   今日のお香は、貴田沈清堂の 「香の杜」。
  ジャスミン、百合、マグノリア、ネロリ・・。

   プラス、「老山白檀」 まで調合された贅沢な香り。
  この香りにすっかりハマってしまいました。

   これまでインド、中国、色々なお香を使ってみましたが、
  気品のある繊細な香りは、やはり日本製が一番ですね。