【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

「臘月(ろうづき)」 のすがれた華

2013-12-04 17:16:08 | 路傍の花~道草













こけももの繁みは緋色に変わり、
枯れた羊歯しだは深い赤褐色をしていた。
納屋の裏のうるしの葉が赤く燃え、
上グレンの乾いた収穫畑のあちこちに
緑の牧場が点在しているのが見えた。
芝生のえぞ松がある隅には
金色や赤褐色の菊が咲いている。                
               【「炉辺荘のアン」 第29章】





   昨日同様の、ほとんど何もない空で明けた今朝。
  午前中は太陽がいっぱいで、昨日以上の暖かさとなりました。

   ただ昨日は終日、真っ青な空でしたのに、
  今日は午後になってから淡~~い水色。
  それに、どうやら太陽より雲の方が優勢のようです。













   さて、昨日も触れましたが、
  昨日は秋色・・
  それも葡萄酒色に染まった
  野の花を採集して来ました。

   薄(すすき)、狗尾草
  (えのころぐさ)、蓬(よもぎ)。

   これらには普通の白い
  ものもありますが、こんな風に
  霜焼けして赤くなったのが好き。

   特に薄(すすき)、
  赤い薄はほとんど見ませんので、
  もしかすると品種が違うのかも
  知れません。

   薄と言えば、「尾花」 の事。
  花穂が出た頃は 「初尾花」、
  そして今の季節は 「枯れ尾花」。

   「幽霊の正体見たり
         枯れ尾花


   この川柳は、あまりにも有名ですね。
  言い得て妙で、思わず笑ってしまいます。

   そして蓬(よもぎ)。
  蓬の葉っぱも紅葉するのですね。
  立ち枯れた花と共に持ち帰りました。

   さすが、和草ハーブ。
  プ~ンと良い匂いが鼻孔をくすぐります。
  こんなに豊かな自然な秋色に囲まれて、小さな幸せに浸っています。