こけももの繁みは緋色に変わり、 枯れた羊歯は深い赤褐色をしていた。 納屋の裏の漆の葉が赤く燃え、 上グレンの乾いた収穫畑のあちこちに 緑の牧場が点在しているのが見えた。 芝生のえぞ松がある隅には 金色や赤褐色の菊が咲いている。 【「炉辺荘のアン」 第29章】 |
昨日同様の、ほとんど何もない空で明けた今朝。
午前中は太陽がいっぱいで、昨日以上の暖かさとなりました。
ただ昨日は終日、真っ青な空でしたのに、
今日は午後になってから淡~~い水色。
それに、どうやら太陽より雲の方が優勢のようです。
さて、昨日も触れましたが、
昨日は秋色・・
それも葡萄酒色に染まった
野の花を採集して来ました。
薄(すすき)、狗尾草
(えのころぐさ)、蓬(よもぎ)。
これらには普通の白い
ものもありますが、こんな風に
霜焼けして赤くなったのが好き。
特に薄(すすき)、
赤い薄はほとんど見ませんので、
もしかすると品種が違うのかも
知れません。
薄と言えば、「尾花」 の事。
花穂が出た頃は 「初尾花」、
そして今の季節は 「枯れ尾花」。
「幽霊の正体見たり
枯れ尾花 」
この川柳は、あまりにも有名ですね。
言い得て妙で、思わず笑ってしまいます。
そして蓬(よもぎ)。
蓬の葉っぱも紅葉するのですね。
立ち枯れた花と共に持ち帰りました。
さすが、和草ハーブ。
プ~ンと良い匂いが鼻孔をくすぐります。
こんなに豊かな自然な秋色に囲まれて、小さな幸せに浸っています。