【恥じらうように咲く冬の花 「水仙・山茶花(さざんか)」】
「ポーチの古い寒暖計では 零度となっているし、横手の入口の 新しい寒暖計は10度になっているのよ。 だからマフを持って行った方が いいかどうか分からないわ」 と、ある 寒い12月の夜、アンが言った。 「古い方の寒暖計によった方がいいですよ」 と、レベッカ・デューが慎重な注意をした。 「多分、古い方がこの土地の気候に 良く慣れているでしょうからね。・・・」 【「アンの幸福」 第2年目4.】 |
昨日の快晴の空から一転して重い空で明けた今朝。
今日は一日中、日射しはありません。
それでも何となく、
今日はこのまま推移するのかと思っていましたら・・。
ポツポツ・・と雨が降り出したではありませんか。
音もない静かな雨。時間にして、午後3時頃。
果たして天気予報通りの空となりました。
最近の天気予報は良く当たりますね。しかも時間まで。
こうなりますと、今日の 『アンの世界』 の会話なんて、
微笑ましくなります。アナログ的な会話が、却って新鮮に思え。
さて、庭の薔薇は今日も
相変わらずの姿ですが、
水仙や山茶花(さざんか)等、
冬の花がいつの間にか
盛りです。(冒頭から2枚の写真)
これらは控え目で・・
あくまでも謙虚? な
花姿に思えてなりません。
先日の葉っぱに代わり、
こちらは、「かそけき花姿」
とでも申しましょうか。
一方、こちら(3枚目から6枚目)
の写真。
性懲りもなく、再び葉っぱの
「すがれ行く美」 に思いを馳せて。
檸檬(レモン)色の紫陽花に
寄り添っているのは・・。
いいえ、支えられている
と言った方が良いかも
知れませんね。
春に咲く野の花、
「赤花夕化粧(アカバナユウゲショウ)」 なら、
一昨日とはすっかり趣きを変えた 「卯の花」 です。
こんな渋い色合いがたまりません。
そして仄かに紅葉しているのは、「薔薇」 と 「ゼラニウム」。
薔薇は兎も角、ゼラニウムは他の季節は、
黄色にはなれど、赤くなるのはこの季節だけですものね。
まるで葉っぱの花が咲いたようです。