【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

古都の 「のんびり」

2013-12-13 17:37:07 | 散歩道の日溜りカフェ

市中の山居 「茂庵(もあん)」】


【振り返れば京の街並み】



【大正時代の趣きのある建物】








「何てロマンティックな古めかしい径でしょう」
曲がりくねった細道を伝いながら、
ダイアナが言った。
小径は、枝差し交わす樅の古木の下を
通っているので、仄暗く、
苔ばかり、生えていた。
両側には落葉が降り敷き、
ところどころ、日光が射していた。
辺りはしんと静まり返り、
浮世を遠く離れた感じだった。
(中略)
次の曲がり角を折れた時、お城ではなく、
一軒の小さな家が見えて来た。
                 【「アンの青春」 第21章】





   昨日までとは違い、
  どんよりとした空で明けました。いかにも冬らしい空。
  ポツポツ、雨が降り出したのは、午前10時も大きく回ってから。

   今日は日射しがない分、随分、寒く感じます。
  昨日より今日の方が暖かい・・?
  俄(にわ)かには到底信じられません。

   しかしながら、雨は程なくやみました。
  雨のやんだ今晩は、もっと気温が下がるのだとか。
  いよいよ本格的な冬の到来ですね。






【ここは紅葉の山。その落葉の降り敷く小径を上って行くと・・】


【趣きのある大正時代の建物が並んでいます】


【その先には緑で覆われた 「茂庵」 のエントランス】


【ここまで辿り着きました~ここからもう少しだけ仄暗い森の小径を辿ります】


【やっと到着!】


                                     【急な階段を上り、二階に】
   さて昨日は、友人と師走の
  都会の喧騒から逃れ、
  ひなびた風情を醸し出す
  お店、「茂庵」 に
  行って来ました。

   家を出る頃は風こそ
  冷たかったものの、
  真っ青な空でしたのに、
  着いた頃には真珠色の空に。

   銀閣寺近くにある、
  吉田山山頂にあるお店。

   と言っても100m程度の
  低い山ですけれど。

   午前11時半開店で、
  ほぼ同時刻に訪れたのですが、
  真ん中のソファ席を残し、
  八割方、埋まっていました。

   シーズンオフでさえこれなのですから、
  人気店である事が垣間(かいま)見えますね。

   そうそう、一階の正面玄関の引き戸を開けると
  狭い土間があり、靴を脱いで急な階段を二階に上がります。

   愛宕山を初め、衣笠山、京都御所などを一望出来る、
  カウンター席が、どうやら特等席のようです。

















   その反対側の窓辺のテーブル席が、
  かろうじて空いており、私達はそこに座りました。

   おまけにランチもお目当てのものは既に終了しており、
  定番の 「ピタパンサンド(スープ&マリネ付き)」 を。

   食後に200円追加で珈琲が頂けます。
  その珈琲、ちょっとハーブの味がして美味しかったです。

   前述もしましたが、「茂庵」 に至るまでの道、
  今回神楽岡コースを辿ったのですが、色々なルートがあるようですね。

   周辺には大正時代の建物が残り、
  紅葉の落葉を踏みしめながら森の隠れ家? を辿る・・。
  まさに、『アンの世界』 そのものではありませんか。