【赤くなった 「犬蓼(いぬたで)」】
【こちらは緑の 「犬蓼」】
【切り取って来た 「藜(あかざ)」】
樹木は、多くの人間どもとは違って、 知れば知るほど良くなる。 最初にどんなに好きであっても、 だんだんとなお好きになる。 そして長い長い年月、 四季の変化を通してその美しさを 知った時に、最も深く愛するのである。 【「エミリーはのぼる」 第11章】 |
昨日同様、
太陽と共に迎えた今日。
午後になって重い空に
なったのも一緒です。
尤も昨日は降る事は
ありませんでしたが、
今日は夜には雨との事。
(この時間も降っていません)
ただ、朝こそ冷えたものの、
日中は昨日以上の暖かさと
なりました。
【「狗尾草(えのころぐさ)」】
さて、今年ほど藜(あかざ)
に魅了された年はありません。
再三申していますが、
今一度。
ピンクの花は灰色に
紅葉していた、かそけき葉は、
淡い黄土色になりました。
その姿は今にも崩れんばかり。
なのに、しなやかです。
それにしても、これが
夏の間は、青々と繁り、
あの強烈な日射しを遮って
くれていたなんて。
隙間が出来、すっかり
軽くなった感のあるその姿。
隔世の感があります。
そんな中、
たった1本だけ紅葉した葉が。
それを切り取って来ました。
今日だけの色、今だけの色ですものね。
そしてもう一つ、「犬蓼(いぬたで)」。
野の花の特徴である繊細さと可憐さを併せ持つこの花、
大好きです。何とこの犬蓼も真っ赤に。
以前のものと比べると一目瞭然ですね。(2枚目、3枚目の写真)
最後の華をこんな風に精一杯、咲かせているのですね。