「けれど何だか ―― どうしてか分からないけれど、 アン があの子たちと一緒にいると、 アンの方が半分も美人じゃないのに、 あの2人がありふれて、 見劣りがするのはどういうものかねえ、 いわば、大きな赤い芍薬と並んだ 白水仙 といった感じですよね、全くのところ」 【「赤毛のアン」 第30章】 |
昨日の雨は朝には上がりましたが、なかなかスッキリ晴れ!
という訳には行きません。お天気回復には時間がかかりそうです。
そして気温の方も昨日よりは高め。
~なんて思っていましたら。音もなく雪が・・・。
そう言えば、そんな雪から必ずと言っていいほど
連想する言葉があります。それは 「静謐(せいひつ)」。
この言葉から私などは、“しんと静まり返った光景”
が浮かぶのですが、本来の意味は、
「穏やか」 とか 「泰平」 という意味ですものね。
大好きな言葉の1つですが、この言葉通り、
世の中は、いつの世も天下泰平であって欲しいですね。
さて、リンド夫人 が アン を白水仙のようだと形容した、その水仙。
今のこの季節、正真正銘の 【恵みの香り草】 となっています。
香りは勿論、花持ちも大層良いですから。
後、待たれるのは写真の 「匂い菫(ニオイスミレ)」 ですが、
今年は少々、遅いような気がします。でも、もう少しの辛抱。
それだけ今年が寒いという事なのかも知れませんね。
今日のアンは水仙ですが、清楚で華奢なアンは、
菫にも例えられています。水仙と菫、似て非なる花。
今日は待ち切れなくて、今年摘んだ三色菫のポプリを。
三色菫(パンジー)の苗も香りのあるものを選んで求めました。
ポプリに顔を近付けると仄かに香ります。
外がどんなに寒くても、
こんなポプリが飾られていますと、お部屋の中はもう春。
これらは、お皿に直接置いて、枯れて行く様を楽しんでいます。
今の季節は、カラッと乾燥しますから色もそのままです。
ポプリは香りも然(さ)る事ながら、色も大切ですものね。