「何か劇的な事が起これば いいなんて思って、 あたしは何ていけなかったんだろう! ああ、あの懐かしい単調な愉しい毎日が もう1度帰って来たらいいのに! もう決して 決して 不平は言わないから」 【「アンの娘リラ」 第5章】 |
2日連続の寝坊。寝覚めた時には既に太陽燦々。
空が見える事に感謝しつつ、中国の大気汚染には暗澹(あんたん)となります。
既に日本にも届いているそうですね。
嬉しくない贈物。目に見えないだけに不安が募ります。
起床時には昨日よりも気温が低く、
随分寒く感じましたが、今朝も如露の水の凍結はありません。
この冬は昨年末から何度か凍結を見ましたから、
これでもその頃よりは暖かいのでしょう。
そうそう、前述の中国の大気汚染、あろう事か、
今度は日本に、その 【責任】 があると言っているようですね。
「嘘も100回言えば本当になる」
~というお国柄ですから仕方ない事なのかも知れませんが、呆れます。
それにしても昨日の安倍首相の国会答弁。
「日本は礼儀正しく、物腰は物静かであっても
主張や国益が侵害される時には、
しっかりと我々の考えを述べる外交に変えて行く」
~と仰っています。期待しましょう。
さて、嘆いてばかりいても
仕方ありませんね。
今日の引用文の リラ のように
失って自覚しても、
どうしようもありません。
天災でも感じる事ですが、
日常の生活が、当然のように
営まれている・・その事が、
どれだけ幸せな事か。
それに気付かせてくれた事・・
それだけでも良しと
しなければなりませんね。
手遅れにならないうちに。
ところで冒頭の写真、「水仙」。
初めてその清楚な姿を見せてから
もう何日になるでしょう。
香り高いその花は、次から次へと
咲いてくれ、冬枯れの庭の中、
本当に有り難い花です。
僅かに小首を傾(かし)げているのは、
近付く春の足音を聞いているかのよう・・~なんて。
「水仙や白き障子のとも移り」
~松尾芭蕉
こちらは芭蕉が江戸へ帰る旅の途中、
立ち寄った門人の亭で詠んだ一句。
通された座敷に活けられていた水仙は、
障子を通して光が移り、清々しい美しさ・・という挨拶吟です。
ここにも 「17文字の情景」 が浮かんで来ますね。
そして昨日の雪には寒そうに身をこごめていた、ヴィオラ。
今日は、スクッと顔を上げ、笑顔です。
寒さにも雨にも雪にも強い花。それでいて可憐。
ここに来て一気に花芽を増やしています。春はもうすぐ・・。
これらの花には、今日も希望と勇気を貰っています。