【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

春告花の心意気

2013-02-09 16:46:36 | リラのお気楽ユメ日記







「何か劇的な事が起これば
いいなんて思って、
あたしは何ていけなかったんだろう!
ああ、あの懐かしい単調な愉しい毎日が
もう1度帰って来たらいいのに!
もう決して 決して 不平は言わないから」            
                【「アンの娘リラ」 第5章】



   2日連続の寝坊。寝覚めた時には既に太陽燦々。
  空が見える事に感謝しつつ、中国の大気汚染には暗澹(あんたん)となります。 

   既に日本にも届いているそうですね。
  嬉しくない贈物。目に見えないだけに不安が募ります。

   起床時には昨日よりも気温が低く、
  随分寒く感じましたが、今朝も如露の水の凍結はありません。

   この冬は昨年末から何度か凍結を見ましたから、
  これでもその頃よりは暖かいのでしょう。

   そうそう、前述の中国の大気汚染、あろう事か、
  今度は日本に、その 【責任】 があると言っているようですね。

   「嘘も100回言えば本当になる」
  ~というお国柄ですから仕方ない事なのかも知れませんが、呆れます。
  それにしても昨日の安倍首相の国会答弁。

   「日本は礼儀正しく、物腰は物静かであっても
  主張や国益が侵害される時には、
  しっかりと我々の考えを述べる外交に変えて行く」
  
  ~と仰っています。期待しましょう。




   さて、嘆いてばかりいても
  仕方ありませんね。

   今日の引用文の リラ のように
  失って自覚しても、
  どうしようもありません。

   天災でも感じる事ですが、
  日常の生活が、当然のように
  営まれている・・その事が、
  どれだけ幸せな事か。

   それに気付かせてくれた事・・
  それだけでも良しと
  しなければなりませんね。
  手遅れにならないうちに。

   ところで冒頭の写真、「水仙」。
  初めてその清楚な姿を見せてから
  もう何日になるでしょう。

   香り高いその花は、次から次へと
  咲いてくれ、冬枯れの庭の中、
  本当に有り難い花です。

   僅かに小首を傾(かし)げているのは、
  近付く春の足音を聞いているかのよう・・~なんて。

   「水仙や白き障子のとも移り」
                       ~松尾芭蕉

   こちらは芭蕉が江戸へ帰る旅の途中、
  立ち寄った門人の亭で詠んだ一句。

   通された座敷に活けられていた水仙は、
  障子を通して光が移り、清々しい美しさ・・という挨拶吟です。
  ここにも 「17文字の情景」 が浮かんで来ますね。

   そして昨日の雪には寒そうに身をこごめていた、ヴィオラ。
  今日は、スクッと顔を上げ、笑顔です。

   寒さにも雨にも雪にも強い花。それでいて可憐。
  ここに来て一気に花芽を増やしています。春はもうすぐ・・。
  これらの花には、今日も希望と勇気を貰っています。