【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

言葉に添える花~手紙

2013-02-02 18:39:58 | 心の宝石箱






アン にとって毎週、1番嬉しいのは
故郷からの手紙を受け取る時だった。
(中略)
・・・ それを読んでいる間、
アンはアヴォンリーへ帰った気がした。
マリラ のはやや堅苦しく無味乾燥で、
噂話や感情は頑としてしりぞけてあった。
それにも関わらずその手紙は昔ながらの
平和のの漂うグリン・ゲイブルスの
健全で素朴な生活の息吹きを伝え、
そこには常に変わる事なき
アンへの愛情が待っている事を感じさせた。
                 【「アンの愛情」 第5章】



                                    【雨粒の宝石を纏った 「水仙」】
   昨日、夜から降り出した雨は
  朝には上がっていました。

   しかしながら一気に晴れ・・
  という訳には参りません。

   それでもお昼頃には
  おずおずと太陽が顔を出して来て。
  それにしても今日の暖かいこと!

   最高気温は何と20度にもなり、
  (最低気温も12度)その気候は
  桜の咲く季節なのだとか。

   こんな気候ですから、
  今年は早くも空気中に独特の
  春の匂いを感じたものです。

   今日は家の中より外の方が暖かく、
  頬に当たる風は、ふわ~んとした
  生温かいものになっています。

   今年は特に、突き刺すような
  冷たい風に慣れていましたから、
  何だか不思議な感覚です。






   さて、今年こそ文字をしっかり書こうと決心したお正月。
  まだまだ季節外れとは言え、今日のような春風に誘われれば、
  手紙でも・・という気持ちになるから不思議です。

   手始めにハワイに住む叔母に。
  勿論、日本人ならではの縦書きに。
  幸い、叔母も手紙は必ず縦書きにして来ます。

   叔母の文字は、本格的な書道の枯れた文字ですので、
  私のような自己流の筆ペン文字の手紙など、恥ずかしくて出せません。
  久し振りにボールペンで。

   思えば手紙を書くという事は、便箋や封筒に拘(こだわ)り、
  切手にさえも季節や遊び心を偲ばせる事も出来るのですものね。

   それに手紙の書き出しは、季節の移り変わりから。
  床しい言の葉を紡ぎます。

   四季折々を表す言葉に心を込めて、
  ゆっくり相手の顔を思い浮かべながらペンを取る・・。

   無機質なキーを打ち、「送信」 で終わるメールとは大層な違いです。
  次は誰に書こうかな・・?