【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

涼を呼ぶ風景

2012-07-29 16:13:13 | 四季のスケッチ

【朝の群青】


【「水引草(ミズヒキソウ)」 ~ 小さな首飾り】


「早く雨が降ればいいのにね」
アンは溜息をついた。
「何もかも乾き切っているのですもの。
可哀想に畑はいかにも哀れな様子を
しているし、木々は腕を伸ばして
雨乞いをしているようだわ。
あたし、庭に出るたんびに胸が痛くなるのよ」                
                  【「アンの青春」 第18章】


   夏は暑いのが当たり前。とは言え、連日の暑さには本当に参ります。
  ご近所の肩とも顔を合わせれば、「毎日、暑いですね」 が合言葉。
  お互いに他の言葉を忘れたよう・・。

   それでも午前中は、昨日までのカンカン照りというのではなく、
  ちょっぴり日が陰る場面もありましたから、
  少しはましなような気がしていたのですが・・。

   空気が乾いていますから一雨欲しいのです。
  しかしながら今日も、夕立の気配すらありません。

   さて、昨日は夕顔を取り上げましたが、
  夏の1日の始まりは何と言っても 「朝の群青」、
  園芸名を 「暁の海」 と名付けられた、
  大輪のこの朝顔を見ない事には始まりません。

   以前ですと、この朝顔はお昼頃にはピンクになっていたものですが、
  今ではお昼になっても朝とほとんど変わりません。

   夕方になって、やっとピンクに。
  品種改良が相当に進んでいるようですね。

   一方、庭の片隅に見つけたのは 「水引草(ミズヒキソウ)」。
  この盛夏に早くも 「小さい秋」 を見つけた気分。

   丁度、赤い小さな花が木の幹に巻き付いて、
  ビーズの首飾りのようにも髪飾りのようにも見えます。

   大きく育った半夏生(ハンゲショウ)の陰に隠れるように、
  ひっそりと。そう言えば、この半夏生・・。

   最盛期には全身を真っ白に染めていたそれも、
  今では緑の方が勝(まさ)って来ました。
  いいえ、ほとんど緑・・と言っても過言ではありません。

   暑い、暑い・・と言っていますが、
  季節は少しずつ、少しずつ・・移ろっているようです。






 
【南国の香り】


    そしてプ~ンと甘い香りの
     贈物が届きました。

    何と石垣島の友人から
     パイナップルが・・。

   一昨年、石垣島を訪れて以来、
     復活した友人関係。
  早速、お礼状を書かなければ・・。