【「早起きの妃」 のデュエット】
【藍染めポーチ】
老人は 「甲斐性なし」 で、 僅かばかりの畑を草がはびこるがままに して置き、花や虫けらにかまけて 無駄な時を過ごしたり、 あてどもなく森の中をぶらぶら歩きしたり、 又は海岸で本を読んだりしている、 と人々は言う事だろう。 恐らくそれは事実かも知れない。 (中略) ショウ老人のように、 小さな事柄 の中に喜びを見出す方法 を よくよく知り尽くしてさえいれば、 訳なく 幸福 になれるものである。 【「アンの友達」 6.】 |
昨日、いよいよ梅雨が明けましたが、
今日も朝から30度越えの厳しい暑さになっています。
「今年は天候が不順で、いつまでも寒いわね」
~なんて話していた事が遥か遠い彼方の事のように思われます。
まだ夏は始まったばかりですのに。
今からこれでは先が思いやられます。
さて、日本の夏は “和” がいいですね。
レースのバッグもいいけれど、こんな藍染めの巾着も時には。
その日本独特の深い染め色は眺めているだけで、
心が和み、涼やかに。
実際に手に持ちますと、心もきりっと引き締まるような気がします。
レースは華やかで、フワ~ッと軽やかな気分になりますが・・。
この藍の袋に、職人さんが作ったと言う
和紙の団扇(うちわ)、はたまた籐、竹のざると。
手当たり次第に?
日常使いの小物を並べるだけでも落ち着くのはどうしてでしょう。
そしてそこは涼空間。
その上、大好きな土物の壺は、この冬温かい・・
~なんて記した記憶がありますが、
逆に夏は、ヒンヤリ。まさに井戸水のようですね。
ところでこの藍染め、「蓼藍(タデアイ)」 と言う
「犬蓼(イヌタデ)」 に似た花で染めるのだそうですね。
防虫にもなるそうですし、育ててみたいです。
私は又々、プチレース編み。
編み針1本と糸さえあれば、いつでもどこでも手軽に始められるレース編み。
ある意味、夏にピッタリのものかも知れません。
そうそう今日の引用文。小さな事柄云々(うんぬん)、本当にそうですね。
幸福は自分で見つけるものだと・・すぐそこにあるものだと・・
そう、見つける気さえあれば。つくづく思います。