【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

“藍” が奏でる涼空間

2012-07-18 18:57:17 | 四季のスケッチ

【「早起きの妃」 のデュエット】



【藍染めポーチ】








老人は 「甲斐性かいしょうなし」 で、
僅かばかりの畑を草がはびこるがままに
して置き、花や虫けらにかまけて
無駄な時を過ごしたり、
あてどもなく森の中をぶらぶら歩きしたり、
又は海岸で本を読んだりしている、
と人々は言う事だろう。
恐らくそれは事実かも知れない。
(中略)
ショウ老人のように、
小さな事柄 の中に喜びを見出す方法
よくよく知り尽くしてさえいれば、
訳なく 幸福 になれるものである。              
                   【「アンの友達」 6.】



   

   昨日、いよいよ梅雨が明けましたが、
  今日も朝から30度越えの厳しい暑さになっています。

   「今年は天候が不順で、いつまでも寒いわね」
  ~なんて話していた事が遥か遠い彼方の事のように思われます。

   まだ夏は始まったばかりですのに。
  今からこれでは先が思いやられます。










   


   さて、日本の夏は “和” がいいですね。
  レースのバッグもいいけれど、こんな藍染めの巾着も時には。

   その日本独特の深い染め色は眺めているだけで、
  心が和み、涼やかに。

   実際に手に持ちますと、心もきりっと引き締まるような気がします。
  レースは華やかで、フワ~ッと軽やかな気分になりますが・・。

   この藍の袋に、職人さんが作ったと言う
  和紙の団扇(うちわ)、はたまた籐、竹のざると。

   手当たり次第に? 
  日常使いの小物を並べるだけでも落ち着くのはどうしてでしょう。

   そしてそこは涼空間。
  その上、大好きな土物の壺は、この冬温かい・・

   ~なんて記した記憶がありますが、
  逆に夏は、ヒンヤリ。まさに井戸水のようですね。

   ところでこの藍染め、「蓼藍(タデアイ)」 と言う
  「犬蓼(イヌタデ)」 に似た花で染めるのだそうですね。
  防虫にもなるそうですし、育ててみたいです。

   私は又々、プチレース編み。
  編み針1本と糸さえあれば、いつでもどこでも手軽に始められるレース編み。
  ある意味、夏にピッタリのものかも知れません。

   そうそう今日の引用文。小さな事柄云々(うんぬん)、本当にそうですね。
  幸福は自分で見つけるものだと・・すぐそこにあるものだと・・
  そう、見つける気さえあれば。つくづく思います。