


一体、何だったのでしょう。
昨日、今日と再び猛暑のぶり返し。
気を緩めた分、余計に暑さが堪えます。
そんな・・どうしようもない
気分を和らげてくれたのは、
やはりこちらの薔薇。
そう、リラ版 「公爵夫人の薔薇」。
今年の暑さは、
薔薇ならずとも大変でしょうに。
そんな暑さも、ものともせず、
咲き続ける姿は、感動ものです。
しかもその姿は、
より凛としていて美しいのですから。
「そこのお方、
何とだらしない格好を・・。
心を律すれば暑さなんて、
取るに足りませんことよ」
~なんて言われてしまいそうな。

たまたま今読んでいる
三島由紀夫の本には、
それこそ、“やんごとなきお方” が、
多く登場していますので、
すっかり感化されてしまったようです。
しかしながら、「ごめん遊ばせ」
「ごきげんよう」 等など・・。
今ではほとんど
死語となってしまいましたね。
声に出して呟くだけで、
優雅でおしとやかになったような
気がするから不思議です。
確かにこれらの言葉を口にする時、
怒った顔では言いませんものね。
自然に笑顔になり、物腰も柔らかく
なるという事は頷けます。
言葉の魔力とは、そういうものでしょう。
逆に、悪口や不平不満、愚痴も然る事ながら、
「うざい」 「むかつく」 「キレる」 等の不快な言葉を口にする時は、
眉間には皺が寄り・・当然、顔も醜くなっていると思うのです。
アラッ・・? 1輪の薔薇からとんでもない方向へ・・。
そうそう 「公爵夫人の薔薇」 といつも一緒に咲く、リラ版 「アンの薔薇」 も健在です。

でも、口にする言葉から薔薇の花がこぼれるような美しい言葉って、素敵ですね。