
【水引草】

【黄昏の 「半夏生」】

秋を感じたものですが、
今日は又々、暑い夏に逆戻りです。
日の出と共に、
カ~ッと照り付ける太陽。
明らかに季節は、
移ろっているのですが・・。
その証拠に日の出は確実に遅くなり、
太陽は、かなり低くなっています。
その太陽は情け容赦もなく
家の中へ入り込み・・。
結果、この残暑、盛夏の頃より
より暑く感じるという
皮肉な結果になっています。
そんな中、
昨夜も盛大な虫の演奏会。
いつも思うのですが、この虫達、どうして季節を知るのでしょう。
今年のような異常な暑さですのに、寸分も違(たが)わず啼いてくれています。
不思議に思うと同時に、無性に有り難さを感じてもいます。
どんなに暑くても(家の中に入り込む太陽さえも)
自然は、さり気なく秋の訪れを教えてくれるのですから。
さて、先日の 【「藪蘭(ヤブラン)」】 を一回り小さくしたような・・
繊細な花、「水引草」 が我が家の庭に今年初の、お目見え。(冒頭の写真)
丁度、半夏生と入れ替わるように。
でも、こうして写真で見ますと、半夏生も秋の趣きたっぷりですね。
あの6月の白く淡化粧した姿からは、想像出来ないような・・
秋の色、深い色に変わっています。
これも色だけは、秋色の黄味を増した太陽に似合います。
こんな風に記していますと・・秋への準備は着々と進んでいるようです。
後(あと)は・・気温を司(つかさど)る神様だけ・・。
そんな気がしてなりません。

こちらは昨夕の空。
何と優しい空の色なのでしょう。
気温が高いものですから、
そそくさと家の中へ引っ込む
事の多かった今年の夏。
でも、目にする景色の
優しさに救われています。
引っ込んでばかりは
いられませんね。