


もうすっかり恒例に
なってしまった、この言葉。
「それでも朝晩は涼しく
なったのかしら・・?」
「少~しだけね」
~とは、朝のゴミ出しの時、
偶々、一緒になった、
ご近所の方との会話。
本当に今年ほど最大限に季節の
変化を捉えるアンテナを張り巡らし、
ほんの僅かでも秋の気配を感じ取ろうと、一喜一憂している年はないように思います。

状態が続いていますが、例年通り、
元気に咲いてくれています。
心配していた朝の美人こと
朝顔もほら、この通り。
いいえ、それどころか
「風の贈り物」 も、
沢山頂いた気がします。
尤も、「悪茄子(ワルナスビ)」 や
【紫花髷(ムラサキケマン)】 など
有り難くないものも頂きましたけれど。
そうそう、数日前から気になって
いるのが、冒頭の写真の
「薊(アザミ)」 に似た花。
最初は、「多紫草(タムラソウ)」
かとも思ったのですが、
葉っぱが違います。
ところで、今日のタイトルでもある、
「色なき風」 とは、秋の風の事を言うのだとか。
「白い秋」 もそうですが、この 「色なき風」 も大層ロマンティックに思います。
夏が暑ければ暑いほど、やがて来る秋に人々は言い知れぬロマンを感じるのでしょう。
当然だと思っていた四季のある国日本。少なくとも昔の人は。
片や、今年は異常な暑さ。その上、秋がないのでは・・とも言われています。
大切な四季が脅かされています。失ってからでは遅い・・そんな風に思えてなりません。
