【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

午後のお茶はミステリアス!

2010-06-28 15:51:15 | A・クリスティーの館



   今日は意外や意外、
  青空が出ています。

   しかしながら朝の
  湿度は、ゆうに70%を越え、
  まさに蒸し風呂状態。

   さすがに午後には
  下がりましたが・・。
  (60%ちょっと)

   そんな中で、
  (先日から記していますが)
  半夏生の白や、一頃より青色をより増した紫陽花が
  一服の清涼剤になっています。


     さて、合間、合間に読み進めていました、
    アガサ・クリスティー作 「スタイルズ荘の怪事件」、やっと読了。

     二転、三転する犯人像にまたもや翻弄され、真犯人はハズレ。
    結局、今回は一番犯人らしい人物に納まりました。
    
   クリスティーにとっては逆に、
  これが意外性なのかも知れませんね。

   でも、今になって思いますと、
  処女作という事を鑑(かんが)みれば、妥当だった・・・

   いいえ、ポアロの口癖である 「灰色の脳細胞」 を駆使しても、
  それ以上に衰えている私の脳細胞では、とんと分かりません。










 
【エメラルドグリーン → グリーンに】

   




   それにしても、今回も英国の古き良き時代の上流階級が舞台です。
  その中で、やはり興味をそそられるのは、
  さり気なく触れられる午後の紅茶。
  尤も、珍しく珈琲とココアも登場して来ましたけれど。

   そして、ほとんど描写されていませんのに、
  「スタイルズ荘」 というお屋敷が、
  なぜかイメージされてしまうのです。

   それに続く森の小径までも・・。
  クリスティーの魅力は、こういう点にもあるのでしょうね。

   次の本は、さすがに・・クリスティーは、お休みです。
  久し振りに歴史物でも・・なんて思っていましたら・・。

   主人から宮部みゆきの 「魔術はささやく」 を勧められました。
  とても面白いからと。これもミステリーです。
  でも、その前に挿絵が美しい上の本で一服。(「ウィーン四季暦」)

   ところで、今日も 「マロウティー」 です。
  ミステリアスにその色を変える、このお茶は、
  やはりミステリーにピッタリですね。


   初めはブルー(エメラルドグリーン)のお茶も、
  時間の経過と共に美しいグリーンに。
  これぞ、本物のグリーンティー・・なんて。