ビストロ レアール

石川県小松市にある「ビストロ レアール」のシェフがつづるあんなことこんなこと

ライスシャワー

2006年01月19日 | シェフのコラム
教会で式を終えた二人を

祝福する為に集まった

キュイジニエ達が片手に

スパチュールやレードル,泡立て器を手に持ち

もう片方の手にお米を持って

教会の外でアーチを作り

神前で愛を誓い合って出てきた二人に

「ライスシャワー!」

”ワォ!”

二人ともいい笑顔です





そして

二人の乗り込む車の後ろには何本もの紐で空き缶がつながれ

車が走り出すと



空き缶達も祝福の鐘を鳴らしているかのように

カラン カラン カラン と音を立て走り出し

次にフィリップの友人のキュイジニエが働いているホテルへ向かうのですが

皆がそれぞれ車に乗り込み新郎新婦の乗った車の後ろから

クラクションを鳴らしながら

ついてゆくのです

そして沿道を歩いている人もすれ違う車の人も

手を振って二人の結婚を祝福してあげるのです

そして ホテルに着くと

皆がアペリティフを片手にワイワイガヤガヤ

そして 会場中に通され自分の席に着き

披露宴の始まりになるのですが

日本では一般的に一つの会場で済ませられる所

向こうでは市役所 

教会

披露宴会場

その後のパーティーと

結構車での移動が多いのです

そして

なんと言ってもグルメの国

食事の時間が長いこと長いこと

アペリティフを飲み始めたのが午後3時ごろで

前菜を食べ始めたのが5時ごろ

次の料理が出てくるまでに1時間

その間いろいろな催しをするのです

デザートが出るころには日付けも変わっておりました

マリアージュ

2006年01月19日 | シェフのコラム
私のブログも気が付けばもう170タイトルになっています

そこで


これから

結婚しようとお考えの方々

すでに結婚している方々

結婚に成功した方もそうでない方でも

人生の中の一大イベントには変わりがないでしょう

いろいろな結婚式がある中で

カテゴリの中に

私の体験した結婚式を加えたいと思います

まず

私が帰国してからしばらくして

我が心の故郷ノルマンディーからの手紙でした

一緒に働いていたキュイジニエのフィリップと

同じ敷地内にあるプチホテルに働いていたカリンヌの結婚式の招待状でした

まさか日本まで招待状が来るとは思ってもみませんでしたので

うれしくて仕方ありませんでした

フィリップはフランス人にはめずらしく真直ぐな性格で

曲がったことが大嫌いな奴でした

カリンヌは優しい娘で

私がフランス語がまったく解らない時にも

解るまで丁寧に説明してくれたり気使いしてくれました

写真は

教会で神父さんを前に

結婚指輪をはめているところです

テレビや映画で何度か結婚式のシーンは見たことはありましたが

こうして あらためて

本当の教会で挙式を目の前にすると

「ワー」と言う感じでした。